わたしは人を描くのが好きで、好きな人の顔を描いているけど、その人の写真を探していていつも思う。
その人顔ってどれ?
好きで選んだその人の顔。
写真って表情や角度で見え方って全然違って見えて、「わたしが好きなのはこの顔」みたいなのが以外とみつけられなかったりする。
一体何を「その人」と認識していて、何を好きだと思っているんだろう、といつも思う。
そんで、選ぶ写真や描き方も、「わたし」なんだな、と思う。
わたしは、どんなときもどんなモノも、いつも「自分でしかない」と感じる様な人間だけれど、絵を描いていると、強くそれを感じる。
人の顔を描いていても、誰かについて思う事も、もう絶対にそこに「わたし」がいて逃れられない。
それは、逆にわたしを誰かが見たとしても同じ。
勝手にわたしを決めるな、と思っても、それはその人のモノ。
人とわたしの世界は、どこをどお探っても、一緒にはなれないのだ。
それは、悲しい様な、楽しい様な。
だから人は言葉を作って、絵を描いて、メロディを奏でるのかな?
石原さとみさんを描いていて、だんだん上戸彩さんに見えて来て、いつの間にか上戸彩さんを描いている自分に気付く、っていうのを何回も繰り返した(笑)。
何回も見直してちょこちょこ書き直すと、だんだん似てくるのは当たり前だ。
デジタルだから出来る事だよね。
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あるのは情熱だけ
ゆか
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