今作っているのはあずきちゃん。
クロスボディの24センチ。
私は「おでこちゃんとニッキ」が好きなのですが、
おでこちゃんはズラシステムのお人形です。
本体は小坊主さんで、ズラで別人になれる変身仕様システム。
ウィッグ装備のお人形は昔からありますが、
固定せずに気軽にズラを変えるお人形はありそうでありません。
私はお人形の毛も大好き。
おでこちゃんのズラはどれもかわいいので
これを借りられるサイズのお人形を作りたい思ったのです。
いろいろあり、作業にインターバルがあいてしまいましたが
やっとなんとか産まれそうです。

今ドレスを縫っているのですが、
いざアウトフィットを着せるとなるとちょっとした仕様がきになります。
腕の位置、長さ。
考えるととまらない。
悩んでばっかり。

くみあがったのでズラを試してみましたが
黒髪アジアスタイルが似合うのは予定どおり!
赤いドレスを着せて頭にはおリボンをつけます。



おでこちゃんとニッキ
http://old-www.petworks.co.jp/doll/on/pro/
発売が2005年から。
フィーバーしたあの日からもうだいぶ月日が流れています。
それで、この数年自分の中で気鬱な問題になっているのが
お人形たちの劣化問題。
おでこちゃん本体は今のところ大丈夫なのですが
使わないでしまいっぱなしのズラたちは大丈夫なのでしょうか。
全部だしてきてチェックしてみました。
(勇気がいります!)

毛のほうは大丈夫。すこしねばついているけれど(大丈夫じゃないのでは?)

カールがとれたり、変な癖がついているのはありました。
これはお手入れせねばなりません。
一番深刻だったのは、髪をくくってあるゴムの劣化。
シリコン系のゴムが使われていますが、
劣化してボロボロ、すでにカタチをなしていないものも。
しかもべたべたして、髪にくっつきそうになっているものもあり。
ざっと綺麗にしてゴムをかえました。
近日全部、シャンプーしてさらなるお手入れが必要です。

お人形は歳をとらないですけれど、
時を刻むカタチある存在にはかわらないのです。
怪我や汚れはなんとかなることもあるけれど、
素材が劣化して加水分解までされてしまうとどうにもならない。
あまりにも当たり前のことですが、
大事なズラコレクションの老化を感じ、私もどんよりメンタルにダメージをうけたむたむ!つらたん。




◆MISOROGI人形展2021 
2021年9/22~9/28 9時~21時(最終日16時) 丸の内オアゾ  

◆市川こずえ文化人形・イラスト作品展
「ミミノブンカ」
令和3年10月14日(木)~20日(水)
リベストギャラリー創
〒180-0002
武蔵野市吉祥寺東町1-1-19
http://www.libestgallery.jp

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◆第十回 にんぎょう うらら展 
10月23日(土)~11月3日(水) 浅草橋