ミワドール様主催、招待作家の先生方の展示と
併設された公募展になります。
私はこの公募展に参加中。

 



21日に搬入してまいりました。
空が見えて、横浜らしさのある美しいギャラリーです。

こちらの展示は、本来でしたらGWに開催される予定でした。
しかしウィルスの影響で延期となっておりました。

「こんなときにお人形?」そう思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
自粛生活の中に、人形の準備をしていました。
今すべきことが人形なのかな?と最初は自分でも思っていたのです。
でも最終的に、こんなときにこそ人形なのだ、という考えに至りました。
あえて、お尋ねしたわけではないので実際のところはわかりませんが、
参加された作家様たちの気持ちはひとつ、そこに集結しているのではないか、という気持がいまもあります。

マスクをしながらの密をさけた搬入作業。
その静かさは祈りにも似て、ギャラリーの雰囲気もあり、
教会にいるような気持になりました。

私のルナ・プリンセッサは、一年前に作ったヴァンパイア ルナ姫ドールに少し手を入れたものです。
ルナ姫は、去年の7月にしぶやるなにて展示をさせていただきました。
一年も前の作品なので、自分にも拙さが感じられ、
悔いの残るところではあるのですが、
激動の一年をサヴァイブし、ちょうど一年ぶりにまた展示をさせていただける。
頑張って立っているルナをみていたら、ケナゲに頑張る姿がいじらしく感じられ、
このギャラりーにいるお人形みんな、同じ時代に生まれて同じ時代に生きる、
境遇はそれぞれだけれど
お人形は静かに、一緒に時を刻んでくれている。
そのことがとてもドラマチックに感じられました。

こんなときですので、どしどしお運びください、とは申し上げられないのですが
この令和2年の夏、横浜にお人形展があった、ということを
記録できたら、と強く思うところです。




参加させていただけましたこと、改めて感謝の気持ちです。