まだまだ閉じこもっている私、でもまったく退屈していないのです。
青山惠一様の本はよいです。
本が文庫なので画像が小さいのが惜しまれるのですがチョイスも最高。
お人形の本なので画像中心なのは正しいですが
もっと文章も読みたいと思ってしまう青山惠一様。
人は自分が生まれたときから20~30年ぐらいはさかのぼって感じられるのかも、
というのは興味深いおはなし。
自分も、知らないはずの過去の時間を「自分の時代」として感じている。
お人形を通すとよりいっそうそれがわかる。
年下のお人形よりも、年上のお人形のほうがしっくりきたりするから、それは確か!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
青山/惠一
1947年京都市に生まれる。1969年立命館大学経営学部卒業。1976年東本願寺近く、築100年の長屋を借りてOLD’YS SHOP「ハリキリボーイ」を開店のち、「昔人形青山」として人形専門古美術商となる。1982年現住所に移転、のちにK1カフェ、ギャラリーを併設。創作人形を中心にギャラリー活動を始める。1997年K1‐dollとして、創作人形の常設展示、作家の紹介、レクチャーの企画などを始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
これから先、いったい誰が、昔のお人形のことを語りついで
未来のお人形を見守っていくのか。
「人形遊びは、時代を良くします」というのは超いい言葉です。
良いお人形は良い時代に作られる、という青山先生の経験から。
逆に、良いお人形がいればよい時代が生まれるやんという(多分)ポジティブな宣言。