セカンドオピニオンの申請をし、あちらに出す書類を宅配便で送ってからしばらく経ったが、まだ連絡がなかった
しびれを切らせて連絡してみると、今、先生がイギリスに出張しているのでまだ書類に目を通してないらしかった
来週戻ったらすぐに連絡してくれると言われた
週末になり外泊の為、Kを自宅に連れて帰る日
今や巨体の息子を、一度おぶって車椅子から車に乗せるのが、だんだん大変になってきていた
途中、具合が悪くないか確認しながら、やっと自宅に到着し、みんなでご飯を食べて、のんびりしていた時、突然自宅の電話が鳴った
S大病院からで、一刻も早く話し合いたいことがあるので旦那と一緒に病院にすぐ戻って欲しいと言われた
この時、Kはもう疲れて完全に寝るモードに入っているし、娘の方は久しぶりにまた家族揃って家に居られることに少し興奮気味でまだ寝る気配なし、旦那は飲んでしまっていて話し合いなどは見るからに無理という状況だった
私は、子ども二人自宅に残すにはもう夜遅いし、すぐに誰かに来てもらえる状況にない
連れて行くにしてもKはもう疲れ切っているので、今からすぐと言われてもかわいそうだし、娘を一人に出来ないと伝えた
急に話し合うと言っても、直近の検査の結果はもう聞いているし、化学療法も終わったばかりで、特に思い付くようなことは何もなく、あるとすれば間近に迫っている大阪のセカンドオピニオンに関してだけだった
では明日の午前中ならどうかと聞いてきたので、明日は私も主人も仕事で急には休めないと言ったら、日曜の午前中は?と聞かれ、日曜は主人が午前中用事があり、夕方病院に戻ることになっていると言うと、最後にはセカンドオピニオンが終わってからということになった
こんな慌てた様子で急に話し合いをと言われて本当に驚いてしまった
大病の子どもを連れてやっとのことで自宅に帰って来たばかりなのに、わざわざ病院に呼び戻さなくても、この電話でもいいのではないか
病院にいるときに言ってくれればいいのに
詳しいことは抜きにして、何の話し合いなのか、だいたいの内容について教えて欲しいとお願いしたのだが、直接会ってからでないと話せないと断られてしまった
いつもはなかなか先生に会えなくて、聞きたいこともろくに聞けず、やっと会えて不安を訴えても、取り合ってもらえない虚しさを感じてしまっていた
息子の命、学校のこと、娘のこと、家庭、仕事のことなど、不安だらけで頭が混乱し、綱渡りのような毎日だった
そこに来て、この急な電話での申し出だったことで、病院の対応に戸惑いを感じてしまった
旦那は、大阪へのセカンドオピニオンに向けて、息子の病気の治療法やそれについての家族の認識など、何か行き違いがあってはまずいから、確認しておきたかったのではないかと言った
私もそれしか考えられないと思った
それならば、病院側の問題であって、何も息子の命には直接は関係がないことだし、当時の私たちにはそんなことまで考える気持ちの余裕はなかった
ただ息子の治療がこれで最善なのか確信を持ちたかっただけだったので、この時、慌てて病院に戻る必要は私たちには無かった
慌てて電話してきたわりには、最後にはセカンドオピニオンが終わってからでもとなったことからしても、緊急性があることとは思えず、気に掛かりながらもセカンドオピニオンの日を迎えることになった
しびれを切らせて連絡してみると、今、先生がイギリスに出張しているのでまだ書類に目を通してないらしかった
来週戻ったらすぐに連絡してくれると言われた
週末になり外泊の為、Kを自宅に連れて帰る日
今や巨体の息子を、一度おぶって車椅子から車に乗せるのが、だんだん大変になってきていた
途中、具合が悪くないか確認しながら、やっと自宅に到着し、みんなでご飯を食べて、のんびりしていた時、突然自宅の電話が鳴った
S大病院からで、一刻も早く話し合いたいことがあるので旦那と一緒に病院にすぐ戻って欲しいと言われた
この時、Kはもう疲れて完全に寝るモードに入っているし、娘の方は久しぶりにまた家族揃って家に居られることに少し興奮気味でまだ寝る気配なし、旦那は飲んでしまっていて話し合いなどは見るからに無理という状況だった
私は、子ども二人自宅に残すにはもう夜遅いし、すぐに誰かに来てもらえる状況にない
連れて行くにしてもKはもう疲れ切っているので、今からすぐと言われてもかわいそうだし、娘を一人に出来ないと伝えた
急に話し合うと言っても、直近の検査の結果はもう聞いているし、化学療法も終わったばかりで、特に思い付くようなことは何もなく、あるとすれば間近に迫っている大阪のセカンドオピニオンに関してだけだった
では明日の午前中ならどうかと聞いてきたので、明日は私も主人も仕事で急には休めないと言ったら、日曜の午前中は?と聞かれ、日曜は主人が午前中用事があり、夕方病院に戻ることになっていると言うと、最後にはセカンドオピニオンが終わってからということになった
こんな慌てた様子で急に話し合いをと言われて本当に驚いてしまった
大病の子どもを連れてやっとのことで自宅に帰って来たばかりなのに、わざわざ病院に呼び戻さなくても、この電話でもいいのではないか
病院にいるときに言ってくれればいいのに
詳しいことは抜きにして、何の話し合いなのか、だいたいの内容について教えて欲しいとお願いしたのだが、直接会ってからでないと話せないと断られてしまった
いつもはなかなか先生に会えなくて、聞きたいこともろくに聞けず、やっと会えて不安を訴えても、取り合ってもらえない虚しさを感じてしまっていた
息子の命、学校のこと、娘のこと、家庭、仕事のことなど、不安だらけで頭が混乱し、綱渡りのような毎日だった
そこに来て、この急な電話での申し出だったことで、病院の対応に戸惑いを感じてしまった
旦那は、大阪へのセカンドオピニオンに向けて、息子の病気の治療法やそれについての家族の認識など、何か行き違いがあってはまずいから、確認しておきたかったのではないかと言った
私もそれしか考えられないと思った
それならば、病院側の問題であって、何も息子の命には直接は関係がないことだし、当時の私たちにはそんなことまで考える気持ちの余裕はなかった
ただ息子の治療がこれで最善なのか確信を持ちたかっただけだったので、この時、慌てて病院に戻る必要は私たちには無かった
慌てて電話してきたわりには、最後にはセカンドオピニオンが終わってからでもとなったことからしても、緊急性があることとは思えず、気に掛かりながらもセカンドオピニオンの日を迎えることになった