astell&kearnの第四世代DAPです。


第3世代機までは持っていたのですが、最近のは持っていなかったので買い増し。


CSのDAC搭載機ということで、過去のAK70なんかと同じ様かなと思ってましたが、ちゃんと進化してました。

CS搭載機の傾向としてどっしりとした音の厚みが特徴かなと思ってますが、それに加えて音同士の感覚が広がった、と言うか音の混雑感が緩和されて見通しが良くなったように感じました。


また、他のレビューを参照すると「サラサラ」としたといった表現や「落ち着きのある」と言った表現が割れており、どうなんだろうと思ってましたが、実際に聞いてみるとシングルエンドとバランスで大分印象が変わるんですね。

実際出力もカタログ数値で倍になるので、そりゃバランスに接続するとパワー感あるよねって話でした。

という事で、シングルエンドとバランスの差が結構明確に出るので、そういう意味での変化を楽しめるのは利点かもしれません。


また、手持ちのAK機種では、DSDの再生がPCM変換だったので、256までネイティブで再生できる点もワタシにとって進化点でした。

そんなにガッツリ変化があるわけでは無いですが、それでも違いがわかるくらいには違いました。雰囲気がスッキリするというか、臨場感が増すというか、薄手のレースのカーテン越しに聞いているのがカーテンがなくなった、みたいな違いです。


操作感も以前から比べるとスマホ感が増したというか、説明書なくても戸惑わない感じには近づいたと思います。相変わらずタッチした感じが微妙にズレる感は拭えないですが、それでも前よりずっと良くなりました。(画面が小さいことが原因な気がします)

あとはスマホよりいろいろ出来る感が制限されている感覚が拭えない点が有りますが、実際できなくてもプレイヤーとして問題ないのでそこらへんの感覚が許せるか否かは使う人次第ですかね。


何処にせよ、第三世代から第四世代になって、確実にいろんなところが進歩しており、満足度は高め。

今はもうこれの進化版が出ていますが、これ以上端子の選択肢が増えてもお財布が悲鳴を上げるだけなので、しばらくはこれで行きます。


中古の値段もこなれてきたので、気負わず使えるプレイヤーとしては文句無しじゃ無いでしょうか。