plenue Vです。


もう少し評価されても良い様に思いますが、ほぼほぼ話題にならなかった機種です。
 
チョットカタチが斬新過ぎましたかね。
このカタチは使って見ると結構アドバンテージを発揮するのですが。
 
たしか2018年の夏のポタフェスに展示されていた様に思いますが、ブースで聞いた後に「なんでこのカタチにしたんですか?」と質問している方が多数いらっしゃったのが印象に残っています。
 

真正面から見ても変なカッコですが、横から見るともっと変です。
ただ、この下側が薄く、中央に向かって尖ったデザインは、外で使う場合にポケットに無造作に放り込む様なシチュエーションで非常に役に立ちます。
サラリーマンな私は平時はほぼスーツ姿なわけですが、上着の内ポケットに放り込む場合など、このカタチであるが故に、非常に役に立っています。
また、このカタチはポケットにしまったままの状態でも、何故だか邪魔に感じません。
 
見た目はチョットヘンテコリンな感じですし、裏側は表側と不釣合いなチープなクロプラスチック素材だったり、電源スイッチがメーカーロゴの形をして裏面ど真ん中にあったり、初期設定ではそのメーカーロゴスイッチがウルトラ眩しいぐらいに青く光ったり、チョットデザインで遊び過ぎた感が半端無いですが、使って見ると案外使い勝手について考えられたカタチなんだなー、と思います。
見た目で敬遠してる方がいらしたとすると、食わず嫌いをやめて、一度使って見ると案外ハマるかもしれませんね。
 
そんな見た目がチョットアレな本機ですが、使って見るとディスプレイ表示がDAPにしては非常に綺麗だったり、電池持ちがありえないくらい長かったり、再生ファイル形式がほぼ全部網羅していたり、重量が持ってる事忘れるくらい軽かったり、非常に使い勝手が良いです。
多数のDAPを所有している筆者ではありますが、こと使い勝手という面では、これの右に出るヤツはないんじゃないだろうかと思いますね。
 
さて、そんな本機のサウンドは、癖の無いカラッとしたサウンド。
癖がないのでいろんなイヤホンとの組み合わせが楽しい機種。
搭載されるDACはCS434121と、この機種以外で見たことないモノです。
実質以前紹介済みのplenue Dの後継機種かと思いますが、plenue Dの最大の長所である無音状態のキレイさはそのまま引き継いでいます。
また、イコライザ機能であるjet effectは44種類も搭載され、好みに合わせて調節可能です。
 
個人的に、cowonのプレイヤーはこのjet effect無しに語れないと思っていますが、本機においてもこのイコライザ設定のうち「maestro」のサウンドはとてもバランスが良く纏まっているかと思います。
 
イコライザoff時は癖の強いイヤホン使用時に最適ですし、薄味のイヤホンには「maestro」がバッチリハマります。
私のところでは、以前にも載せましたがqdcの2SEを「maestro」と組み合わせで、

NF audio の大地をイコライザoffで組み合わせたりしています。
 
全く違う方向性のイヤホンを設定の変更で気持ちよく使えますので、サウンドという意味でもとても使い勝手が良いです。
 
お値段的にハイレゾDAP入門機的な本機ですが、使って見ると、幾らかDAPを使い込んだ方が普段使いに使用するのに最も適している機種ではないかと思います。
 
見た目で損をしているを地で行く様な本機ですが、是非一度所有して使い込んで頂き、再評価してもらいたい機種ですね。