仕事としてPCを使用する時間が長くなると、使い方も限定されてくるし、自分が求める性能もハッキリしてくるので、一度これ、と決まるとあまり買い換える事もしなくなりました。
最近のは壊れないし、どんなの買っても大概の事はこなしてくれますしね。
その前から市販品に対して自作するメリットも殆ど無くなっていて、設置スペース的にもノートで良いかとなっていました。
そんなわけで、ここ3〜4年はスマホに合わせる形でMacBookで不自由無く過ごしてきたわけです。
その様な中、前から気にはなっていたマイクロソフト謹製PCであるsurfaceで買うならこれかな、と思っていたcore m搭載機で、さらに購入するならこの値段と決めていた条件に見事にマッチしたモノに出会ってしまったので購入してみました。
購入後、休み中に使い倒した感想です。
surface、使ってみるといろいろ見えてきました。
世の殆どのPCが搭載しているWindowsというOSを作り出した会社が、本気で世の中のニーズを研究して次世代のコンピュータとはどんなもんか?という定義をしたらコンナンデキマシタ!的なモノですね。
画面サイズや表示品質は、普段仕事をする上で過不足ないものですし、重量や本体の大きさも移動するのが面倒にならない範囲に収まっています。
入力に対してもタッチ、ペン、キーボードとユーザーが自由に選べますし、処理能力も松竹梅が自由に選べます。
見方によってはコンセプトのハッキリしない商品と映るかもしれませんが、世の中が多様性を生み続ける現代においてはこれこそが一つの解答なのだな、と使ってみて改めて思いました。
幅広いニーズに対応するため、何処ででも、どんな使い方にも丁度よく対応する、というのがコンセプトなのだなと思います。
押し付けがましいコンセプトを前面に押し出されるより、私はこちらが気に入りました。
ハードウェアはとても良く作り込まれています。
大きさ、重量、品質共に本当に市場調査を繰り返して最適解を導いているんだろうなと思います。
なにより、メーカーは、これはタブレットです、ともノートパソコンですとも、据置型ですとも謳ってないのが良い。
それぞれの使い方で十分満足出来る仕上がりという、絶妙なバランス感覚は本当に素晴らしいですね。
OSとしてみても、やはりバランス感覚が優れた機械だなと思います。
surfaceを使うとWindows10はsurface用のOSだというのがよく分かりました。
まるでAppleの製品の様に、全ての機能はOSとハードウェアにしっかり紐付いています。
やはりハードとソフトは同じメーカーが製作するべきだと思います。
話が少し逸れますが、きっとマイクロソフトがWindows8シリーズの失敗で得た一番のことは、汎用OSだけの販売の限界だったのではないかと思います。
OSがいくら多機能になっても、その活かし方をOS開発者側が示さないとおかしなハードウェアでおかしな使い方をされてしまう、と言うのが身にしみたのでしょう。
surfaceは今のWindowsをフルで活かすためのベンチマークなのだと思います。
チョット長くなってしまいました。
結局のところ、私がsurfaceを使って伝えておきたいことは、何に使うか定まってないけどとりあえずパソコン買うか、と思ってる方こそ、surfaceを買ってください。という事です。
surfaceの優れた点はバランス感覚であり、どんな時でも使い方を選ばずに不満なく使えることだと思います。
使い方は買ってから考えることができる唯一のPCだと思います。
(※大事な点は不満なく使える、というところ。やる事が決まっている人にとってのベストマッチには必ずしもなり得ない点はご注意を。やる事決まった人はそれ専用を買ってください。)