違います!
宇野です!
昨日のブログで平良が「明日は黒田さんです」と載っけていたから黒田と名乗ってみましたが、今日は俺の日です。マジフザケんな。
結成当時から鎖国気味な我が海賊ハイジャックは、今年の目標として
ブログ毎日更新
という簡単そうで無理難題な決意表明をしております。
もしこの目標を崩したら、どうかバッシングやらDisやらよろしく頼みます。
ちなみに私は主宰ですが、一番ブログを更新しないことで有名です。何年も劇作家をやってきているつもりですが、文章を書くのが面倒だからです。
基本的に外で遊ぶ子でしたから。
一人でね。
人間としては一人で。でも本当は一人じゃありません。大きい石とか、背の高いブロック塀とかとは話をしていました。
幼少期の話など。
小さい石は話が出来ません。やはり私との身体の大きさの差が、そのままコミュニケーションの弊害に繋がるんです。大きい石は川に入れると喜びました。水しぶきをあげてじゃれてくるんです。

プラチナコガネ
足繁く大きい石に会いに通いました。自分の身体の三分の一にも満たない大きい石の重厚感と丈夫さは、痩せこけた当時の私にとっては憧れでした。その反面、いつかはお前を割ってやる!という挑戦にも似た反骨精神などを芽生えさせてくれた存在でもあります。
大きい石を尖った石にぶつけてみたり、アスファルトの力を借りたり、そのインパクトの瞬間に石の声も聞き取れました。決して悲鳴ではなく、呪詛の声でもなく、抗い猛る勝負の雄叫びでした。ヤツはビクともしない。
大きい石の凄いところはそ の丸みを帯びた流線型のフォルムです。カドや出っ張りは破壊される恐れのある明確なウィークポイントですが、大きい石にはそんな素人じみた隙は見当たりま せん。川の流れと風雨に晒されて長年鍛え上げられた、「まるで石のようだ」と見紛う程のストロングボディを有していたのです。
いつしかその強靭さに、私はほとほと疲れ果て、大きい石に抗うことを止めました。逃げ出したのです。敗北したのです。
学校帰りにも大きい石のテリトリーを避けて歩くようになりました。あの猛々しい声が、私の弱い心を叱責しているようで、いたたまれなくなったのです。
代わりに小さい石を蹴って家に運んで行くような、まだ会話も出来ない赤子をいたぶって満足しようとしていたのです。
そんな忸怩たる幼少期もいつしか過ぎ去り、情けなくも人間とのみ話をする日々が訪れました。私は大きい石への挑戦を続けようとしないまま、成長したのです。
超高層ビルに近づくと罵倒されます。
電信柱に挑んで足を骨折したこともあります。
たかが人工的につくられた円柱のフォルムにすら負けたのは、あの大きい石に対する劣等感と、怯懦の念が災いしたのかもしれません。
だからミュージシャンを目指したのかな。
あらわれわたる人口的なビルの波のなか、威丈高に話しかける奴らの声に、反撃する声も出ない。家路を共にした小石には語る口も無く、ただただ異邦に追いやられるだけ。
場違いなロンリナス、頼るべき庇はなく、郷土の便りに思いを馳せる。軒先の段差は手の届く距離。でも足を運ぶのは認められず。ただただ大きな波を待つ。
写真は昨日のサンモールスタジオ新年会。様々な出会いに感謝!でもそんなことより石のはなし。
次回は絵描きとしての才に目覚めた俺と、始めての友達が幽霊だった話をする。


