どうも、宣伝美術の黒田です。

今週はあんまりキチガイじゃないですが、作者の並々ならぬ情念を感じるのでコチラ!

篠房六郎 「百舌谷さん逆上する」

現在アフターヌーンで連載中のマンガです。

この篠房六郎って人の作品は多少クセがあるんで慣れるまでは面倒くさいんですが一度はまるとアラ不思議、病み付きになります。そうなるともうセリフの多さも複雑な人間関係もまさにどんとこい。
むしろ おごっつぉ状態です。

あと、この人の作品はセリフ回しが良いです。非常に良いです。

これでもかというような心をえぐる悪意を吐いたかと思えば
魂のど真ん中を打ち抜くような愛情を描きます。
その一方でどうしようもない下ネタやら
分かる人はニヤリとするパロディネタを挟んできます。
じつに巧い。


もともと篠房六郎の長編作品はどれも「コミュニケーション不全」がテーマとして根本にあります。
「コミュニケーション不全」なんて言うと大げさですが、普段の我々が経験する小さな誤解や摩擦、ほんとうは誰でもふつうに遭遇するトラブルを特殊なシチュエーションに仮託して描ききります。

まあ仮託してる時点で壮大なスケールになったりならなかったりするんですが、でもそんな特殊な状況の登場人物たちに感情移入してはっと気づかされるっていうのは、それが実は自分が経験したことのある問題と本当はおなじだからなんじゃないかなあと思ってます。

さて前置きが長くなりましたが「百舌谷さん逆上する」は…


…あー、
ごめんなさい面倒になってきたんでとりあえず読んでみて下さい。

えーと
ツンデレです。
ドMです。
萌えです。
下ネタです。
でもはっとするほど美しい情景と、
涙が出るほど心をうつセリフがあります。



あー、あとこの人よく胴体着陸します。
どういうことかと言うと「物語の終わり方が急すぎる」「なんか打ち切りくさい」ということです。

作風なのかもしれませんが…
途中の盛り上がりは最高なのになあ。

さて今回の「百舌谷さん」はどうなるんでしょうねえ。

篠房六郎 「百舌谷さん逆上する」