ななみちゃんも出演した書道ガールズ

主演の成海璃子ちゃんとモデルとなった三島高校書道部による書道パフォーマンスがカンヌで行われました

女優の成海璃子（１７）が、映画祭開催中の南仏カンヌで「書道」をアピールした。公開中の主演映画「書道ガールズ！！－わたしたちの甲子園」（監督猪股隆一）のＰＲで訪れたもので、ビーチでデモンストレーション。海水浴客らから「ブラボー！」の声も上がった。

　映画祭のメーン会場に隣接するザメンホフビーチが“お披露目”の場となった。海水浴客やトップレス美女らでにぎわう中、重さ２０キロという特大の筆を抱えた成海がはかま姿で登場すると、大きなどよめきが起こった。

　人気グループ「ファンキーモンキーベイビーズ」の「大切」のメロディーに乗って筆を躍らせる書道パフォーマンス。映画の舞台となった愛媛県立三島高校書道部の生徒６人も加わり、砂浜に敷かれた縦４メートル、横６メートルのビッグな紙に黄色いインクで「心友」の２文字をしたためた。いつしか周辺には１００人を超える見物客が押し寄せ、あちこちから「ブラボー！！」の掛け声が飛んだ。

　地中海の明るい日差しの中で、気持ちのいい汗をかいた成海は「緊張してギャラリーの顔は見られませんでしたが、たくさんの人にパフォーマンスを見てもらえてうれしい！」と満面の笑み。カンヌの街も気に入ったようで、山下リオ（１７）や桜庭ななみ（１７）ら共演者へのお土産探しも楽しんでいた。

　作品は町おこしのために「書道パフォーマンス甲子園」を開催した高校生たちの姿を、実話をベースに描いた青春ストーリー。成海は１カ月間、毎日５時間の書道の稽古を積んで撮影に参加。配給のワーナー・ブラザース映画は日本文化への関心が高いフランスを海外セールスの起点にしようと、「マルシェ」と呼ばれる映画祭のマーケットに出品した。ビーチでの成海の奮闘が功を奏し、試写には同社の予想を上回る７０人以上の各国バイヤーが来場する盛況ぶり。海外セールに手応えを感じていた。