今日、柔道の全日本選抜体重別選手権が行われました。


僕は、柔道をしてたことがあってよく見るんですよね。


僕にとって一番の注目は、オリンピック4連覇を狙う男子60キロ級の野村忠弘選手。

2000年のアテネオリンピックで柔道初の3連覇を達成し、4連覇を狙っていました。


柔道でオリンピック2連覇を達成した選手は、確か重量級の選手ばかりだったと思います。

軽量級というのは、年齢によるスピード・反射神経の衰えが大きなハンデとなり、また減量も年々苦しくなります。

それを技術・経験で補うということになりますが、それでも世界のトップに居続けることは並大抵のことではないはずです。


野村選手が29歳でアテネオリンピックで3連覇を達成したことは、いくら才能に恵まれ人一倍の努力をしたとしても、奇跡に近い出来事だったんですよね。

4連覇となるとおそらく永久に破られることはない大記録になるはずです。


野村選手は現在33歳、明らかに全盛期からは衰えが見られます。

でも野村選手なら何とかしてくれるんじゃないかという期待があるんですよね。

しかし、昨年右ひざ前十字じん帯断裂という選手生命にかかわる大怪我をしてしました。

これで終わったかなと思いましたが、それでも今年2月に公式戦復帰。

復帰までの道のりは本当に苦しく大変だったと思います。


そして今日オリンピック代表をかけ今大会に出場しました。


しかし残念ながら準決勝で敗退してしまいました。


負けた瞬間は正直信じられなかったです…。

失礼ながら負ける相手だとは思ってなかったんで。


お互いに手の内を知り抜いてるだけに、ちょっとしたミスが命取りになるんでしょうね。


柔道の代表選考は過去の実績が重視されるのでわかりませんが、今期国際大会でも実績を残してる平岡選手が優勝したことで、オリンピック代表は厳しくなった気がします。


オリンピック代表を逃したら引退するのかな。どうなんだろう…。