8月15日 | サンママのブログ

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終戦の日でしたね。
私の実母はその前年に生まれています。
父親(私の祖父)に会ったことはないそうです。
徴兵されて、どこでどのように亡くなったのか知らないそうです。
小学生の時、同じような境遇の子供達が集められて、靖国神社を訪れたそうです。
靖国に祖父のお骨や魂が在るわけではないのでしょうが、そこは、母にとって特別な場所のようです。
靖国神社は、戦犯扱いされている方達だけではなく、また第二次世界大戦の戦没者だけでもなく、幕末以後国事に殉じた方達の霊が祀られているところのようです。
ただ、あの忌まわしい戦争を忘れない。後世にも伝える。戦争などしてはいけないのだ。と‥そういう場所のひとつだと思います。
私は嫁ぐ前に、母に請われて一緒に訪れました。

山口県には、人間魚雷回天基地跡があります。
その歴史を伝える建物には、まだ年若い兵隊さん達が、母や妹・恋人宛てに書いた手紙が残されています。国のためではなく、大切な人を守るために、それを信じて彼らは、二度と戻れぬ海に乗り出して行ったようです。
今でも、泣きそうになります。
その時は、ハンカチで嗚咽を抑えて、流れる涙を止めることができませんでした。
もし私が彼らの母だったら、恋人だったら…その命を持って守ってもらいたくなどない。後ろめたい気持ちを抱えることになったとしても、生きて、生き抜いて帰って来て欲しいと願います。
でも、私はその当時の人ではない‥きっとなにも‥なにも分かっていないのでしょう。
ただ私は…戦争というのは勝った方の偉い人達が正義の大義名分をかざす、大量殺戮の所業だと思っています。
戦争など、起こらなければいい。