熊本パーソナルスタイリストの千原です!
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「新しい世界の扉が開いたよう!」
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ファッション迷子を卒業して
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※申し訳ございませんが現在はパーソナルスタイリングの活動をお休みしております。
今日はもうすぐお正月を迎えるにあたり、昨年末にあった出来事を綴らせて下さい。
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年末年始、我が家は毎年私の実家のある広島県尾道市で過ごしている。
onomichi U2にて
先月末も認知症で入院している母に会うために帰省していた。
8月以来だから3ヶ月ぶり。
1年前の11月にも祝日を利用して帰省した。
母の認知症の症状は数年前から出始めていたが、その時は物忘れの波は激しいものの、会話もはっきりとしていて、父の運転で向島の辺りをドライブしたり昔のように笑い合ったりしながら穏やかに時をすごした。
そして、その一ヶ月後の昨年の12月に母から妙な電話が。
「あんたに言われてケーキを10個買ってきた」
「足が痛いのにわざわざ行ってやった」
とかなんとか訳の分からない電話。
ここで言うケーキとは、カステラのような焼き菓子で私も母も好きなケーキ。
生クリームののったいわゆる「ショートケーキ」ではないのでご安心を。
ただ、一つが大きいので、それを10個も
そして、そんなの頼んでもない本当に突然の出来事にこちらもビックリして少し怒ったような口調になってしまった。
すぐに父に電話を代ってもらいなんとか話をつけたが、
怒った口調で母にいろいろ言ってしまったことがずっと心に引っかかったままだった。
そんな時私のインスタのタイムラインにスピリチュアル系の方の一言が流れてきた。
「し残しがあったら良い年を迎えることができない」
と。
あれこれとやり残した事はもちろん、心に引っかかっている事、モヤモヤしたことをそのままにしていたら良い年が迎えられない。確かにそうだ。
次の日すぐに母に電話した。
「この前はひどい口調で言ってしまってごめんね」
母は喧嘩したことすら覚えていない。
でも、私の心は晴れやかになり、ケーキの件も、3つくらいならこちらでなんとかなりそうだったから送ってもらった。
それから穏やかなお正月をみんなで迎えることができた。
普段は顔を出してもすぐに帰ってしまう兄も珍しく一緒にお昼を食べたりして・・・。
その場に娘がいたから完全なる水入らずではないが、私達家族4人で実家の台所で食事をしたのは本当に何年ぶりだろう・・・。なんだか何かを暗示しているような気がしてならなかった。
お正月を終えて私達が熊本に帰って間もなくして母は入院した。
崖を急降下するみたいに認知症が悪化したのだ。
ほんの1ヶ月前には笑い合ったのに...とても信じられない出来事だった。
だからなおのこと思う。
あの時母に謝って良かった。
じゃなきゃ一生謝ることが出来ない。
あの時あのタイミングでタイムラインに流れてきた「し残しをしない」という言葉は
何かに導かれていたのかな。
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もうすぐで今年も終わりますが、何かやり残した事はないですか?
誰かに謝ったり、お礼を言ったり、当たり前の事だけど当たり前なのはその人がちゃんとそこに居るからなのです。
「し残し」なしで良い年を迎えましょう。
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