U-15年代の最大の大会である高円宮杯U-15の全国大会が12月20日から始まる。



 夏のクラブユース選手権は文字通りクラブチームだけの大会だが、高円宮杯はクラブチームと中学校の部活チームの両方が参加する大会である。全国大会の出場チームは32チームで、大半はJ下部組織だが、中学校のチームも2チーム出る。今年の会場は準決勝までが茨城で、決勝だけ味の素フィールド西が丘になった。



 関東からの出場は今年は8チームで、
 (1)関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部の上位5チーム
 (2)それ以外のチームで関東大会を勝ち抜いた3チーム
である。



 (1)の関東リーグ1部上位5チームは、柏レイソル、FC東京深川、横浜F・マリノス、浦和レッズ、川崎フロンターレとなった。



 (2)の関東大会からの3枠は、48チームが16チームずつ3つのブロックに分かれて戦い、ブロック優勝したチームが全国大会に出られる。48チームの内訳は、関東リーグ1部の6位以下の7チーム、2部の12チーム、そして、各都県の予選を勝ち抜いた29チームだ。
 その結果、横浜F・マリノス追浜、鹿島アントラーズ、栃木SCの3チームが全国大会への出場権を得た。どれもJ下部組織だった。東京のチームでは三菱養和調布とSTFCがブロックの決勝まで進んだが敗退した。



 ところで、高円宮というのは、現在の天皇陛下のいとこで、正しくは高円宮憲仁親王という。1954年生まれで、2002年に47歳の若さで薨去された。薨去は「こうきょ」と読み、「皇族または三位以上の人の死去に言う語」(広辞苑)だそうだ。初めて使った。高円宮はスポーツ振興に力を入れ、とくにサッカーがお好きだったという。

 『2014年度 ナショナルトレセンU-14後期 地域対抗戦 開催概要』が発表になっていたので、メンバーの誕生日や身長・体重のデータをいじってみた。といっても、何かこれで結論を出そうと言う話ではない。メンバーは北海道から九州まで、合計280人。中1と中2が中心だが、早生まれの中3が7人含まれている。



 誕生日の分布は以前も見たことがあるけど、今回も早いほうに偏っている。中1、中2の273人のうち4-6月生まれは149人で、半数以上だ。逆に、早生まれは30人で、全体の9分の1。



 誕生日の「平均」をとると、中1は7月26日、中2は7月22日でほぼ同じ。以前、『誕生日格差』というタイトルで、U-12のナショナルトレセン関東の80人で計算した時は7月9日だったから、少し後ろにずれたといえばずれたけど、大差ないといえば大差ない。



 平均身長は中1のメンバーが160.7cm、中2のメンバーが168.6cm。体重はそれぞれ48.5kgと56.0kg。全国の中学生の平均身長(学校保健統計調査)は、中2で159.5cm、中3で165.0cmだから、ナショナルトレセンの選手は1学年上ぐらいの感じである(ただし、学校保健統計調査は4-6月のデータだが、ナショナルトレセン後期のデータはもっと後のものが多いと思われる)。



 下のグラフは280人のメンバーの身長と体重の分布。



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 回帰分析をしたら、回帰式は



体重=身長×0.841-86.0



となった。グラフの直線の式がそれだ。息子の身長を当てはめて計算すると、体重が2キロ以上足りない。これはナショナルトレセンのメンバーの「平均的な」傾向に比べての話であって、全国の中学生のデータでやったらまた違う結果になるのかもしれないが、サッカー選手としてはもっと食べるように言われるわけだ。

 息子の自転車が見つかった。



 盗まれたのは10月3日(金)。練習から帰って駅に着いた息子から、「自転車がなくなってる」と電話があった。4ケタのダイヤル錠は掛けたが、合わせるのが面倒だからと、端の数字を1つずらしただけだったと言う。それは自分も良くやる。



 夜10時は過ぎていた。迎えに行って、金曜日だったのでそのまま一緒に警察署に盗難届けを出しに行った。交番ではなく本署だったので、広いフロアのついたての向こうから他の事件についての話し声が聞こえる。「腹を殴ったというのは・・・」というような話が聞こえてきて、息子は興味津々だった。



 見つかったという電話があったのは1ヶ月以上経った11月8日の土曜日だった。夜中に職務質問された男が乗っていたらしい。「これ、あなたの自転車ですか」と聞かれて、すぐに「すみません」と言ったそうだ。うちからわりと近い場所だった。ただ、自転車を盗ったのは息子が停めた場所ではなく、そこから5つ離れた駅の近くだと言っているらしい。



 自転車はすぐ引き取りに行けるのかと思ったが、捜査の関係なのか、すぐ引渡しはできないという。また電話しますと言われて1週間ほどなしのつぶてだった。



 翌週の土曜日になって電話があった。
「引渡しができるようになりましたが、いつ取りに来れますか。」
「今日の夕方にでも伺えますが。」
「ちょっと待ってください・・・えーと、今日はちょっと・・・火曜か水曜に伺えますか?」
(それじゃ引渡しできるようになってないじゃないか。それに、「伺えますか」って・・・。)
「じゃ、水曜の7時ごろに伺います。」
「わかりました。水曜日に渡せるようにしておきます。」
「何か用意して行くものはありますか」
「ちょっと待ってください・・・。あの、前日にまた電話します。」



 案の定、前日には電話がなかった。



 というわけで、当日こちらから電話をして引き取りに行った。担当は自分よりちょっと上ぐらいの警官と、自分の子どもでもおかしくないぐらいの若い警官。電話で話したのは若い方のようだった。敬語や謙譲語をうまく使えないのも大目に見てあげよう。自分も新入社員のころ、敬語の使い方がおかしかったのを取引銀行のオガワさんにからかい半分でやさしく指摘された。いまどうしているだろう。



 ところで、自転車をその場で確認したのだが、特に付属品でなくなっているものはなかったが、ひっくり返してみたら防犯登録のシールが剥がされていた。それでどうやって持ち主が息子だとわかったのか聞いてみると、自転車にはひとつひとつフレームに車台番号が刻印されていて、それも登録されるからだという。だから車台番号だけでも持ち主がわかるようになっている。



 乗っていた男は、結局、「窃盗」ではなく「占有離脱物横領」、要するにネコババしたとの容疑で送検されたそうだ。落ちていた物を拾って、届けずに自分のものにしたという扱いである。盗んだというより罪は軽くなるからそう言ったのだろう。



 自分も7、8年前に自転車を盗まれたことがある。被害届を出したら2週間ほどで千葉の習志野で見つかり、連絡があった。



 その自転車は、その当時からさらに10年以上前に買ったもので、それから何度か引っ越している。防犯登録証が残っていたので、それを持って行って被害届を出した。その時に言われたのは、盗んだ犯人が乗り捨てて、それが放置自転車として撤去されると、自治体によっては防犯登録を元にハガキで連絡をしてくれる。だけど、引っ越していてハガキが届かないと処分されてしまいますよ、ということだった。



 幸いというか何というか、自転車はサドルだけ取られた状態で放置されており、それを警官が見つけたので被害届が出ているのがわかったそうだ。サドルがあったら放置自転車として撤去されていたかもしれない。



 習志野から都内まで立ちこぎで帰るわけにもいかないので、軽のバンを借りて引き取りに行った。また盗まれたりした時のために、防犯登録の住所変更ができるのか自転車屋で聞いたところ、住所変更ではなく、前の登録証を持って新たに防犯登録をし直すということだった。



 防犯登録で見つかるのはいいけど、盗まれないのが一番。警察の手も煩わせることになる。警察では鍵を二重に掛けることを勧められたが、息子はなんとなく掛けないような気がする。

 息子はテストが終わって羽を伸ばしている。練習がオフの日の夜、中学校でやっているサッカーの練習に入れてもらった。ちょうどOBも何人か来ていて、そこに高校3年のJ君も来ていた。彼は息子の小学校からの先輩で、良く遊んでもらっていた。そのことは以前ここで書いたことがある(その時はなんとなく3つ上だと思って書いていたけど、考えてみたら息子が小6の時に高1だから4つ上だった。J君ごめん)。



 身長はすでに息子の方が高くなっていたが、J君はさすがに上手い。小6のときにリフティングが8千回以上できたそうで、J下部のジュニアユースのセレクションを受けた時、その時ジュニアユースにいた選手の最高回数を上回っていたという。実際にその場でインサイドやらアウトサイドなどいろいろなリフティングのお題を出されて全部クリアしたらしい。セレクションは受からなかったけど、中学校と高校の部活で頑張って、全国大会に出る。



 練習の場には小6のO君も参加していた。6年生の練習はもう半分引退という雰囲気なのか、出てこない子もいたりするので、中学生の練習に入れてもらったそうだ。O君も息子と同じ小学校でジュニアのチームの後輩でもある。やはりリフティングが上手い。最高は7千回近くだそうで、小学校のうちにJ君の記録に並びそうである。息子は小6の時、すでに回数で抜かれていた。でも、O君の憧れは息子なのだという。



 なんだか先輩後輩3代が顔を合わせたような感じだった。小学生から大学生までが一緒になってミニゲームをしていた。ジュニア時代の仲間や久しぶりのJ君と一緒にやるサッカーは見るからに楽しそうだった。



「どうだった?」
「サッカーって楽しいなぁ、って感じだった」
「今のチームのサッカーは楽しくないの?」
「コネコネしてると怒られる。『ボール動かせーっ!』って」



そりゃそうだろうな。

 久しぶりに大学時代の同期と会った。最近は飲み会になるとスマートフォンなどで写真を撮る人が多い。今は携帯電話やスマートフォンにカメラが付いているから、外を歩いている大人は全員カメラを持ち歩いているようなものだ。



 カメラ付き携帯が世の中に現れたのは15年ほど前のことだ。当時は画質も悪いし、まだSNSもなかったから、いずれ消える余計な機能だろうと思っていたが、これは間違いだった。どんどん画質が上がって、最近のものは本当に画質がいい。ホワイトバランスもオートだから光源を選ばない。フィルム時代のカメラよりもよほど使える。 



 しかし、撮りっ放しで整理をしない。枚数が多いだけに探し出すのが大変。サッカーの写真も同じ。もらった画像データもあるが、どこに何があるか、ちゃんとまとまっていない。なんとなく写真はプリントしたものだという観念がまだどこかにあって、デジタルデータのままだと、まだ「途中」という感覚がある。



 だけど、実際にはプリントしたものの方が整理が厄介だ。小学校時代に学校で販売していた修学旅行や遠足の写真や、もらったサッカーの写真などは、アルバムを作るわけでもなく、どこかに放り込んであるだけ。



 大きなサッカーの大会だと、カメラマンが来て写真を撮り、ウェブ上で販売していることが多い。例えばユナイテッドフォトプレスとかオールスポーツコミュニティなど、こういう業者さんは一つではない。サッカーだけでなく野球やマラソンなど、いろいろな大会の写真を販売している。一つの大会に複数の業者さんが入っていたことはないようなので、何かの形で棲み分けができているのだろう。



 写真の価格はサイズによるが、2L版といわれるプリントで1枚600円から800円ぐらい。パネルにすると5、6千円、画像データだと3,000円ぐらいしたような気がする(買ったことはないけど)。ずいぶんと高い感じがする。



 でも、考えてみたら、ジュニアユースの試合ともなれば1試合にカメラマンは2時間ぐらいは拘束されるはずだ。



 一方、写真を買うのは両チームで出場した選手の親だろうから、せいぜい30人ぐらいだろう。一人3枚買ったとしても1試合で100枚程度。600円なら6万円である。買わない親もいるだろうし、何試合かやったら試合ごとに3枚も買わないだろう。



 以前、海外の大会の写真を販売しているサイトを見たことがあるが、1枚数十円だった。画像データのままだともっと安い。明らかにプロが撮ったクオリティではないので、たぶん大会関係者かボランティアスタッフが撮ったもので、実費で販売していたのだろう。画像データの価格の方が安いのはたぶんそのためだ。



 自分でも一眼レフのカメラでたまに写真を撮るが、入門キットのズームレンズで取っているから写りはいまひとつ。それでも数打ちゃ当たる的に撮っていると、中にはわりとよく撮れているものもある。しかし、それでもプロが大口径のレンズで取った写真にはかなわない。大口径レンズは明るいからシャッタースピードが速くできるのだろうし、フォーカス速度も速いのだろう。もちろん裏には失敗ショットもたくさんあるんだろうけど、売っているものは本当にきれいに写っている。



 そういう写真をついつい何枚かは買ってしまうのだが、厄介なのは整理だ。プリントを買うので、スキャナでデジタル化したりもしている。考えてみれば画像データをプリントしたものを、またスキャナで画像データ化するというのもおかしな話だ。業者側もプリントして郵送するほうがよほど手間がかかると思うんだけど、データはコピーできてしまうし、その辺は需給関係なんだろう。



 でも、集合写真は別として、特定の選手がメインで写っている写真なんて、親と、せいぜいジジババぐらいしか買わないだろうし、画像データで売った方が結局は枚数が捌けて売り上げが伸びるような気がするんだけどなあ。