『異国の迷路』 坂東 眞砂子 | きゃつ太の読み散らかし

『異国の迷路』 坂東 眞砂子

最近、蒸し蒸しした日が続いてますが、今朝の浜松地方は、快晴晴れ

この週末、お出かけの方には、もってこいのお天気ですニコニコ

まぁ、自分は、仕事ですけど。。。ガーン


というわけで、昨日は読めました本文庫本

それは。。。

異国の迷路 (新潮文庫)/坂東 眞砂子
¥380
Amazon.co.jp

内容(「BOOK」データベースより)
ここはどこ?たよりないひとり歩きで道に迷ったときの恐怖。日常の裂け目に落ちこんでこぼれ出た無意識の悪意。ニューヨーク・イスタンブール・メキシコ・トリエステ…国境を越えた場所に踏み入ったとき、気づけばそこに、見知らぬ自分がいた。囚われた異界で、男と女に何かが起こる―人の心に潜むあやしい感情を呼び覚まし、遙かな異国へと連れ去る13編のショート・ホラー。


って感じのショート・ホラー短編集ですニコニコ

坂東さん独特の不思議な雰囲気の話しが続きますニコニコ

1992年から、93年にかけて雑誌『るるぶ』に掲載されたもので、あの『死国』よりも前に書かれた坂東さんの一般小説における原点的作品だそうですニコニコ


舞台は、外国です(ラストの『秩父巡礼』だけは、別)ニコニコ

すべて、坂東さんが旅したところです!!

どの話も、読みやすく怪しい雰囲気の漂うホラーで、現実的な怖さではなく、精神的に不安定になるような作品ばかりでした合格


ただ、死んだり呪われたりしますが、これが『るるぶ』に連載されていたなんて、JTBさんもなかなかやりますねべーっだ!


さわりを書こうとしましたが、あまりに短いのでネタバレになりそうなので、舞台だけ紹介しますにひひ

『マルガリータをもう一杯』・・・メキシコ・カンクーンのリゾートホテル

『死者を忘するなかれ』・・・アイルランド・ダブリンからアスローンへ行く途中の古い教会

『黒い靴』・・・フランス・パリの靴屋

『信じる?』・・・ネパール・カトマンズの安食堂

『理想の妻』・・・トルコ・イスタンブールのロンドンへ向かう急行列車の中

『極楽の味』・・・マレーシア・ペナン島のレストラン

『霧の中の街』・・・イタリア・トリエステのアンティック屋

『離れない』・・・アメリカ・ロサンゼルスの空港

『夜の散歩』・・・イタリア・フィレンツェのペンショーネ(ペンション)

『地の果てにて』・・・オーストラリア・町から遠い牧場

『ムーンライト・キス』・・・フィリピン・パラワン島のダイビングポイント

『ガラスに映る貌』・・・アメリカ・ニューヨークの街角

『秩父巡礼』・・・日本・秩父の札所めぐり


どの話も10ページ前後で、読みやすいです合格

飛び抜けて面白いものも無かったですが、外国の雰囲気が良かったですねにひひ

旅に出たくなるような、そうでもないようなお話したちでしたニコニコ


というわけで、俺的には。。。


『異国の迷路』 坂東 眞砂子 ニコニコニコニコニコニコ


寝苦しいこの時期、寝る前に一編づつ読むのに丁度良いですねニコニコ

サラッと読めて楽しめると思います合格