
今日、会社帰りの

隣に立ってた女性の読んでた文庫本が落ちたので、
『落ちましたよ』と渡そうとすると、
その女性が私に向かって倒れこんできた。
『大丈夫ですか?』と言いつつもどんどん彼女の体重が私に重く乗りかかってくる。
ヤバい…

運良く駅に着いてドアが開いたので、彼女を

長い車両の端の方だったので、降りた場所から階段もベンチも遠く、降りる人すら少なく、ホームには私と意識朦朧な女性を残し、
満員の

とにかく駅員に知らせたくても遠いので、
倒れかけの彼女を抱えて、4・5歩歩くと…
ドッと彼女は重くなり私の手を離れ仰向けに倒れた。
目

『しっかりしてっ!』
と話かけながら、
慌てて

反対側の

『どおした?駅員呼ぶかぁ~?』と叫んでくれた。
『お願いしまぁ~す

とりあえず

しばらくすると、彼女はブツブツ話だした。
『前にもあったんです。今日献血したから…』
貧血症なら献血すまい

混乱してるのかな?きっと健康診断とかで血を抜かれた

とにかく意識も戻って喋れるなら大丈夫、とひと安心。
遠くでさっきのオジサンが『


駆け付けてきた駅員さんに事情を話し、駅員室で様子を見てくれと頼んだ。
私は彼女を

ちょうど次に来た

『なぁ~んだ、あんたまだ先に行く人なの

救世主のオジサンが笑顔でお見送りに来てくれた。
そのオジサンの優しさが、
それまで満員電車で私たち2人を駅に取り残した、
実に冷たく自分さえ良ければ見て見ぬフリをする最低な人間達への悲しさに膨らんだ。
あの時、あと一人だけでも私と一緒に駅に降りてくれたなら、
どちらかが真っ先に駅員を呼びに行けたのに…。
意識が飛んだ人ってのは、一人で抱えるのは重いのです

もし、そこのアナタがそんな場面に出くわしたら、
せめて駅員を呼んでくるくらいの時間は出し惜しみしないで欲しい…デス

しかし、我ながら私が男だったら…完全惚れられてるぜっ

ふふっ、
わりぃ~な(^-^;
家じゃ亭主が待ってるんで…アバヨ(-_-)/~~~