お久しぶりです皆さま

引っ提げないツアー「PATHFINDER」が始まって2ヶ月、如何お過ごしでしょうか
オープニングSEが鳴ってメンバーがステージに出てきて段々音重ねてくんですけど、先日の新木場公演で聴いてその曲も覚えてきたんですよね。増川のリフとか、藤原のコードとか。ただめんどいので譜面に起こしたりしてないです…

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ブログの存在忘れるくらい投稿をサボってましたwww
ここ数日、色々なお声を頂いてるのでここで一つ記事をと思いました。

 ササッといきましょう(全て黒字でww)

【BUMPの曲になる条件】(ギターの音作りなどは省きます、音名が出てきた場合全て半音下げ設定で)
・トップノートの可変域を最小限に留めつつ、分数コードを使ってルートを動かし、基本的な構成音を残したまま曲を進行させていく
(トップがドorレ基調C→GonB→Am7→ConG
トップがレorド#基調Dadd9→AonC#→Bm7→A など)
J-POPには出てきてもBUMPでは使わないコードを見極める

・アルペジオを必ず取り入れる、動きの大きい単音リフを入れる場合もバッキングとしてアルペジオを鳴らす
ハンマリングプリング、スライド、チキンピッキング(実際にはピックのみで弦飛び)を使ったコード感を重視したフレーズと、開放弦を効果的に使ったあまりポジション移動のない切ない雰囲気のフレーズなどいくつかのパターンを見極める

・歌メロは繰り返しの流れが来ても同じ動きは避ける(1回目の終わりは上がっていても2回目の終わりは下げて終わるなど)
最高音をG〜A#辺りに設定
サビの後にもう一回しメロを追加すると近年のシングルっぽさが出る

・サビの中間地点やサビの直前などで効果的に半音階を使い緊張感を出し、予定調和感を消す

・シンセパッドを使用する場合空間を「埋める」のではなく、パッドを土台に敷くイメージで(パッド類もトップノートは派手に動かさない)

・ドラムは縦を意識してアレンジし、(藤原は曲作りの段階でバスドラの四つ打ちを指標として鳴らしてレコーディングをする)
ハイハットなどのパターンを1〜4パターンで1つのグループとし、1セクション内で2つ以上の組み合わせを作る
1(タタタタ、タンタタ、タタタンタカ、ンタンタ)
2(タタタンタカ、ンタタン、タタタタ、タカタンタンタカ)など。
キックとシンバルのシンコペーションも取り入れるとなお良い
スネアの位置とバスドラの位置をズラすなど4拍子に聴こえないアプローチを意識するとCOSMONAUT期(升と藤原でひたすら面白い組み合わせを考案)に近づく(やりすぎ注意)
ハットの16分に遊び心を出していくとRAYやButterflies期に近づく

・E-Bowを使う場合、2〜3本にして低中高などにパートを分ける
低パート:全音、二分で1〜2音程度で土台となる音を鳴らす
中パート:全音、二分、四分で2〜4音程度で高パートに対して分数コード意識して動く
高パート:旋律のように全音、二分、四分で1オクターブ内で動く
など
 BUMPサウンドを大まかにユグドラシルとRAYに分けた場合、ユグドラシルらしさをE-Bowが持ち、RAYらしさをシンセ(パッド、オルガンなど)が持つとする、
この二つの音数やトラック数を増減する事でそれに比例して【ユグドラシル⇔RAY】の関係性を調整できる
(※あくまで他の楽器隊が本稿の条件に沿っていた場合)

・ベースはTHEリズム隊という認識でドラムとの親和性を重視し、あまりリフなどは弾かずにギターの大人しい部分で歌うように1オクターブ内くらいで動く
ピッキング自体はアップダウンの抑揚を平坦に(指弾きの場合は人差し指中指の抑揚を平坦に。rayなど一部人差し指のみで刻んでいる)
ハンマリングやスライドのニュアンスを大事にする
歌メロの盛り上がる所で付点フレーズ、小説終わりやキメの部分で五度上がりやオクターブ上がり、スライドアップ後の解放オクターブ下、などを意識するとjupiter〜ユグドラシル期の直井に近づく

・アコギのストロークを入れる場合、速いテンポの曲の場合はパーカッション成分を重視、例えエレキが16分など細かいアプローチをしていても8分基調などに留める(ただしカッティング部分などはエレキと揃える)
遅いテンポの曲の場合は和音と響きを重視、この場合は逆に2分、4分の音符を少なくして8分で埋めていくようにアプローチ
それらの違いによってピッキング位置、マイキング、イコライジングも変えていく
(藤原は硬い音を出す際に「もっとブリッジ寄りに、数ミリ〜数センチ手前を弾いて」とディレクションを受けた経験がある)

・リバースピアノを局所的に入れる場合、C1〜C2の音域で曲のキーに対して「ルートと五度下」「ルートと三度下」など下の音を重ねて少し濁らせ重厚な響きを出す

・グロッケン、チューブラーベル、マンドリン、サビ頭のオートハープ、ティンパニなどの楽器を増やしていくとシングルっぽさが出る

・打ち込みのドラムは細かい音やバスドラとスネアの位置ズラしを意識する(半テンポのノリでもハットとスネアを16分基調でアプローチなど)


・全てにおいて曲(メロ)が主体である事
曲の為に曲に合った最適なアレンジをする事
例え楽器単体でベストなフレーズが生まれても歌との調和を意識する事
どの楽器が前に出るかではなく如何に歌を引き立たせられるかを意識する事
猫を愛でる事


キリがないのでこれくらいにしておきましょう…苦笑

まだまだありますが、
話し始めれば日が暮れそうな話題です
僕が知り得ない事だって幾つもあります



歩行曲のご視聴ありがとうございます、
単純に曲への評価はとても嬉しいです。似てる云々は嬉しいとも不快とも思ってません、日本語に囲まれて育った子供が大人になって日本語を自然に喋るようなものだなと思っています

曲への理解度が少し高く、同じ理論で曲を書けようが、そんなものはチンケなもので、一ファンに過ぎません。
曲が好きならそれでいいんです、音楽って感じる事に関してみんな平等ですから。

コンビニで飯買おう、ってコンビニ行って、そこで流れてた曲がBUMPって気付かなくてもその人が、ああなんか良い曲だなーって、曲名なんていうんだろなーって、そんで家帰ってコンビニ弁当食ってたらそんな事忘れちゃったとしても、曲が誰かの耳に届いた時、その時に良いなーってそう思って貰えればそれが全てだと本人たちもきっと思ってる筈です。
だからこそ彼らは多くを語らないんです。

僕より彼らに詳しく、僕より彼らを愛している人は無数に居る事でしょうし、今回そこに驕る事も何かを感じる事も無かったです。


同じファンの方は残りのPATHFINDER、楽しみましょう!



それではまた、2月11日、埼玉で。



にっけ!