カフカの「城」めいて | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

 ← 《エペソスの集い2》 1973年 ポール・デルヴォー財団蔵 (画像は、「ポール・デルヴォー 東京都府中市ホームページ」より)夢の絵というと、デルボーかルソー、それともマグリット。アリス・ロブ著の『夢の正体: 夜の旅を科学する』を一昨日より読み出しているので、ふと、夢絡みの絵をネットで探してみた。 (01/14 22:11) そのアリス・ロブ著の『夢の正体: 夜の旅を科学する』だが、著者は学者さんだが、夢の科学は専門外。素人っぽさが吉と出るか仇となるか。ま、仕事の車中で楽しめたらいいかな。表紙の有名な絵画に惹かれて手が出た本。 (01/14 13:31)

 

 中北浩爾著の「日本共産党-「革命」を夢見た100年」を読んでる。こうなったら現政権についても。というわけで、『自公政権とは何か』 (ちくま新書)を読みたい本登録。19年の刊。アベ派を中心とした自民党の統一教会癒着ぶりが露見する前の論攷だけど、参考になるかな。野党が弱いのは、みんな与党にすり寄るのは、「赤信号 みんなで渡れば怖くない」……ってこと? (01/15 16:52)

 

 新型コロナ またも死者数 最多更新。連日。やばいんじゃないか。岸田さん、外遊してていいの? (01/14 17:46)

 

 「山上徹也容疑者の兄も包丁を持って統一教会幹部の家を襲撃して警察に逮捕され、その後に自殺していた。」この情報の真偽は? (01/14 17:40)

 

 ← 山内マリコ著『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎文庫) 「ありふれた地方都市で、どこまでも続く日常を生きる8人の女の子。居場所を求める繊細な心模様を、クールな筆致で鮮やかに描いた心潤う連作小説」

 

 山内マリコ作の『ここは退屈迎えに来て』を12日に読了。自宅で。

 女性作家の小説は好き。特に若手の初期作品が鮮烈(倉橋由美子とか)。

 地方に育つ女性の鬱屈した思いがよく書けてる。輝いて見える男性や、きらびやかに映る都会への憧れ。そこには燻る自分を変えてくれる何かがある。男たちも中央にこそ出世のチャンスがあると背伸びする。早晩高望みする自分に幻滅する。足元にしか地歩はないのだから。でも、背伸びしない若者なんてありえない。……それにしても地方は…… (01/12)

 東京に住していた頃のある時期からワープロやパソコンに向かい、せっせとエッセイや日記や小説を書いた。そのテーマは、生きることの希薄感。都会だからこその田舎人の悩みかと思った…。

 が、帰郷してみると、一層孤独感や孤立感、心の希薄感が強まった。住み暮らす部屋が南向きで、夜になっても月影が皆無。東京時代の部屋は、ベランダ越しに月影が(前の団地がかなり邪魔だったが)なんとか垣間見られた。

 深夜に夜景を見て夢想するなんて、ここでは難しい。外を出歩くと田舎なもので、不審者と間違われそう。都会の孤独も味わえない。(01/15 18:05)

 昨夜だったか、車中で物書きたるには、やはり自分の<障害>に真正面から向き合わないとならないと今更ながらに思った。(01/15 18:08)

 

 

 スティーブ・シルバーマン著の『自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実』 (ブルーバックス)を読み出して十日ほど。得るところが多い。自閉症は生まれながらじゃなく、親の育て方の産物だという中で、医者もだけど親たちも懸命に模索してた。訳者が曰く付きだとしても読むに値する。 (01/12 23:44)

 

 中北 浩爾著の『日本共産党-「革命」を夢見た100年』 (中公新書 2695)を一度は車中で、その後、仕事の合間に読むには厄介だと自宅で読み続けている。戦前の共産党(員)の壮絶な闘い。治安維持法。国家の蛮行に抗う。命懸け。本音を圧し殺すのが当たり前の時代だったのに。我輩にはできない。 (01/12 23:41)

 吾輩自身、共産党は怖いと洗脳されている一人。ただ、アベ派(シンパ)の富山県知事もだが、反社反日の統一協会とつるむ自民党よりは遥かに まし。(01/13 10:19)

 

 生井 久美子著の『ゆびさきの宇宙――福島智・盲ろうを生きて』 (岩波現代文庫)を読み始めて三日目。仕事の合間に車中で読んでいる。店頭で発見した本。

 内容案内によると、「ヘレン・ケラーと同じような障害をもつ東大教授・福島智。無音漆黒の世界にただ一人、果てしない宇宙に放り出されたような孤独と不安。それを救ったのが母の考案した「指点字」とその「通訳」の実践だった。盲ろう者として幾多のバリアを突破してきた福島の生き方に魅せられたジャーナリストが密着、その軌跡と思想を語る。」 (01/12 22:29)

 

 ← 快晴の一日。バイクてツーリングしたい陽気だった。午後遅めの時間に、自転車を転がして買い物に。立山連峰が傾き始めた日に照らされて稜線がくっきり鮮やか。積雪もあって赤味の混じる白と険しい崖の黒との濃淡が、まさに冬の時期ならではのコントラストを見せる。なんとか立山連峰の雄姿を撮りたくて開けた場所に来たら迫力に迫れるかと自転車を転がすが、そうすると住宅街の屋根やマンションが一層邪魔になって山並みが沈んでしまう。なんだか、カフカの城めいてる。常願寺川か神通川の土手に立てば絶好の絵が撮れるだろう…が、そんな元気は最早ない。(画像は、一昨年のもの。 01/12 11:31)