統一教会塗れの政界 | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

 ← 中村紘子 著『チャイコフスキー・コンクール ピアニストが聴く現代』(解説〉吉田秀和 中公文庫) 「世界的コンクールの舞台裏を描き、国際化時代のクラシック音楽の現状と未来を鮮やかに洞察する長篇エッセイ。大宅壮一賞受賞作。」

 

 統一教会はほぼ日本でしか違法な集金活動をしていない。霊感商法も多額のお布施をしないと地獄に落ちるふうな恫喝めいた集金も、日本においてのみ。韓国では被害例が報告されてない。

 統一教会は、日本で巻き上げた金を自国へ、さらには北朝鮮へ流している。(結果的なのか意図的なのか定かではないが)アベ一派の統一教会との癒着は国賊的な結果をもたらしている。

 政権寄りの共同通信世論調査でも安倍元首相の国葬に53%が反対とか。吾輩は、モリ・カケ・サクラで国会でも嘘を吐きまくった元首相の国葬など笑止千万と思う。そもそもやたらと長く首相の座にあってレガシーと言える実績が皆無。北方領土問題でも前のめりで活動したが、四島どころか二島に後退して、それでも相手に見透かされて何の実績も上げられなかった。

 オリンピックは、東京で真夏に開催して、新型コロナ禍を極度に拡大させた。トランプ元大統領らには抱き着き外交。恥さらしだ。アベノミクスは、我輩は初めから無理筋だと見做していた。

 

 我が富山県での政界の統一教会汚染は惨状を呈している。

 まずは富山県知事。新田知事が一昨年の知事選で旧統一教会から応援を受けたことや、公務で関連団体のイベントに出席したことは自ら認めている。新田知事は、統一教会の応援や票がなかったら当選していたのだろうか。

 富山市長も国会議員の田畑氏についても汚染が露見している。

「衆議院富山1区選出の自民党・田畑裕明議員が教団関連団体のトップと一緒にガッツポーズをする写真があります。田畑議員が代表を務める政治団体が、複数の旧統一教会関連団体に会費を支出していたこともわかりました。」(「旧統一教会関連団体トップとガッツポーズ 田畑裕明議員との関係は...(チューリップテレビ) - Yahoo!ニュース」)

 

 中村紘子 著の『チャイコフスキー・コンクール ピアニストが聴く現代』を読了。仕事の合間の息抜き。中村氏のエッセイ本は好き。『ピアニストという蛮族がいる』や『アルゼンチンまでもぐりたい』などを読んできた。達筆だし勢いがある。ピアニストとして一流なんだろうが(吾輩が評価をするのは僭越)、達意の文章で率直、正直。ユーモアのセンスもたっぷり。

「本書は、一九八六年夏の第八回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門の審査を終えて帰国したすぐあとから書き始め、『中央公論』誌上に一年以上にわたって連載」したもの。音楽にも門外漢の吾輩は本書の感想や評価は書かない。

 当時はゴルバチョフのペレストロイカの真っ最中。ロシアの音楽界もその影響をモロに受けているのが本書でも感じられる。

 音楽にも疎い小生は、ピアニストたちのコンクール事情が知れて、なんだか複雑な心境になった。既に30年以上の歳月が流れ、状況はすっかり変わっているのだろう。コンクールの数がやたらと増え、仮に優勝しても飯が食える保証はない…。

 時代は移り変わっている。ロシアは世界の音楽界での位置をどう変えてしまったのか…。駅や空港ピアノで、演奏を披露して立ち去っていく姿は、颯爽としているが、いざプロを目指すとなると、想像を絶して大変談だろう…素人は気楽に楽しめばいいのだろう。

 

『西行全歌集』 (岩波文庫)も似たようなものか。長旅中。ようやく3分の1かな。先は長い。惜しむらくは、我が北陸には無縁らしいこと。芭蕉は通過したんだけど。 (07/31 22:41)

 

『世界の名著 (1) バラモン教典 原始仏典』  (中公バックス)を相変わらず延々と牛歩。修行みたい。 (07/31 22:37)