金沢21世紀美術館に行くはずが… | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

Tuta_20211130224701 ← 今日はバイクでツーリングしたので、庭仕事は落ち葉を竹箒でサッサッとやっただけ。バイクは大型スクーターなのでその移動はかなり負荷の大きな作業なのだ。画像は、車道沿いの生垣の土台に絡まる蔦。

 

 今日は休み。晴れ。夜から荒れた天気になる。行くなら今日しかない。天気の急変を予感させる強めの風。晴れ渡る空に立山連峰がくっきり。それも風の強さを示している。
 さて、何処へ? 前々から行きたかった、「金沢21世紀美術館」。展覧会もだが、建物自体が見もの。が、トンでもなく情けないツーリングとなった。


 初めての場所なので、グーグルでルート設定。高速道路を金沢森本ICで降り、そのまま有料道路へ…のはずだった。
 金沢森本ICまでは順調だった。が、其処でグーグルが妙な表示をしてる。我が家から当地までは一時間余り。なのに、ICを出た時点で新たに一時間余りを表示。どうなってる? しかも、ICを降りたのに、同じ金沢森本ICにもう一度乗れと?


 とっても素直な我輩は、指示されるがままに、乗りましたよ。きっとICに入ったら、有料道路へと繋がってるんだろう……。が、誘導されるままに走行すると、どう見ても来た道を逆に走ってる(逆送の意味じゃない!)。このまま走ると我が家へ直帰しちゃう!
 仕方なくというか、幾らなんでもというか、真っ直ぐグーグルに誘導されるままに帰るなんて愚の骨頂ではないか! 意を決して、次のICで高速を降りて一般道へ。今日のもう一つの目的地である高岡市にある書店へ。


 この2ヶ月、書店行きは自制してきた。自宅の工事で予想外に経費を要し、本代をけちっていた。2ヶ月 我慢したのだし、未読の本も乏しくなった。本日の本題は28,000円以上。それでも買えない本が何冊も。仕方がない。これで年内に読む本に不足はない。

 

Bike_20211130225901  ← 過日、撮影した我が愛車。スズキのスカイウェイブ650。定年を迎えた祝いに自分に買った中古のバイク。スタイリングに惚れた。走りはいいが、取り回しは重くて最悪。本日、135キロ走ったことで、一万キロを超えた。


 富山は書店の数も限られている。近所の小さな本屋さんはなくなった。あるのは、大手のチェーン店ばかり。選択の余地が狭い。我輩、どうせ本を買うなら地元資本の書店を選びたい。書店(グループ)の選び方として、変則的なんだろうが、乏しいカネだろうと、地元に落としたいじゃないか。これはスーパーでも同じ。近所の店はラーメン店も閉じてしまったし、買い物はスーパーになりがち。どうせ行くなら地元資本のスーパー(チェーン店)へ。


 資本が富山以外でも、地元のスーパーで買えば、従業員の雇用や待遇に反映するだろうって? かもしれないけど、儲けの大半は中央に吸い上げられる。地元に残るのは微々たるもの。地元の繁栄にはあまりつながらない。


 我輩一人の売上げなどたかが知れてるけど、ま、これは自己満足である。古本を物色する際も、ジャングルっぽい名前の巨大サイトに頼る。情報量が圧倒的だし、検索したらジャングルが常にトップだもの。但し、買う際は日本の店で。ささやかなこだわり。
 ということで、高岡市の書店にバイクを乗り付け、財布にありったけのカネで本を纏め買い。……でも足りなくて買えない本も多々。

 余談だが、今日寄った書店は文苑堂の本店(福田店)。高岡資本。これまで使っていたのは紀伊国屋書店。言わずと知れた全国チェーンの店。富山店があるだけ。店は店員が教育されていて、雰囲気も洗練されている。本を一万円も買うと、従来見慣れた紙袋に本を入れて持ち帰れる。

 一方、文苑堂は店員の教育はなってない。いかにもアルバイトって感じ。頼みごとをしても対応が雑。三万円近い買い物をしたのに、簡易包装のみ。紙を本に束に巻くだけ。なんだか淋しい。本という文化の象徴を買っている気がしない。本はただの商品って感じ。気分悪い。やはり、地方の書店だってことか…。