観光タクシー初体験…立山なんて山はありません! | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。

 その日は普通に営業するつもりだった。
 その前の営業は、八尾での「おわら風の盆」に絡む応援要員としての、やや過酷なものだったので、少しまったりした業務にしようと思っていた。
(辛いといっても、慣れれば、どちらかというと、割のいい仕事なのである。自分が新米だというだけのこと。)
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 二回ほど、お客さんを乗せ、メーターで半分になっていたガスを給油した直後、会社から電話が入った。
 観光タクシー(営業)をやってみないか、仕事が舞い込んできた、というのだ。
 七月末、三回忌の直前のある日、コンベンションタクシーの講習会を受講したことがある。
 これも、会社の打診でのこと。


 この講習を受講したことで、観光タクシーの営業の資格を得たことになっていた。
 でも、そんな仕事は舞い込んでこないと思っていた。
 観光タクシー利用のお客さんがいても、どのタクシー会社に振られるかわからないし(たぶん、順番)、わが社に順番が回ってきても、観光タクシー営業の資格を持つ人は何人もいる(はず)。


 不意に舞い込んだ仕事。
 消極的な性格の小生、自ら名乗り出ることは、まず、ない。

 が、せっかく舞い込んだ仕事。思い切って受けることにした。

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 観光タクシー!
 富山市内(場合によっては富山県内)をお客さんを乗せて、観光して回るわけである。
 一時間半から数時間のものまで、各種のコースがあり、定額である。
 時間と額が決まっているので、メーターを気にする必要はない(つまり、貸切)

 観光タクシーなのである。
 お客さんを乗せて、単に移動するだけではない。
 お客さんの希望する観光地へ案内し、場合によっては、観光案内も果たす必要が生じる。
 車内では、お客さんの質問に答えないといけない。


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 が、である。
 そもそも小生は高校を卒業してすぐ県外に出た人間である。
 盆や正月には帰省していたものの、富山市もだが、富山県内も観光したことなどめったにない。
 帰省の折に、親戚の者や友人と手軽なドライブで遊んだことはあるが、富山の有名な観光地で訪ねたことのある場所はほんのわずか。


 富山についての知識は、数年前に帰郷して、あるいはタクシー稼業に携わって得たわずかなもの。
 富山県の歴史、なんて本も二度ばかり通読したことはある。
 富山関連の観光パンフレットなどは必ず手にする。
 テレビなどで富山の話題が出ると、耳をそばだてる。


 まあ、その程度である。


 そもそも小生は対人関係が苦手なほう。
 それでも、自分にはやや重荷な仕事をやり通した。
 車中ではずっと富山の話題に終始。
 いろんな質問が飛び出る。


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 一つだけ、ヒヤッとしたことがあった。
 それは、呉羽山の展望スポットでのこと。
 立山連峰の立山って、どの山ですかね、って問われた。
 咄嗟に言葉に詰まった。
 立山なんて山、ないはず。
 でも、いまひとつ自信がない!


 あとで調べて確認したのだが、「立山は、飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰に位置する山で、雄山(おやま、標高3,003 m)、大汝山(おおなんじやま、標高3,015 m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、標高2,999 m)の3つの峰の総称である。雄山のみを指して立山ということもあるが、厳密には立山連峰に立山と称する単独峰は存在しない 」のである!


 今度、同じ質問が出たら、自信を持って答えたい!