ラグビー・ワールドカップは、週末に来る予想の最強台風が “神風” ともなりかねない様相で、勝敗の予想がしにくい状況となっている。
そこで、テレビ観戦をわかりやすくするための整理をしてみよう!
1.運悪く台風により 試合中止となった場合
日本が入っているAグループで台風の影響を受ける試合は2試合
① アイルランド VS サモア
・ 日時: 10月12日(土)19;45~
・ 場所: 福岡県福岡市 博多の森球戯場
② 日本 VS スコットランド
・ 日時: 10月13日(日)19:45~
・ 場所: 横浜国際総合総合球戯場
※ 中止の試合は 引き分けとなり、ポイントを2点づつ分け合う。
台風で中止にならないように祈っているが、どちらかの試合が中止になると、
総合ポイント14点を獲得している日本は2位以上で予選を通過できる。
2.勝敗を決める獲得ポイント
日本がスコットランドに負けた場合は、ボーナスポイントなしの場合で同じ14点となるが、
直接対決で勝った方が決勝ランドに進むルールがあり、スコットランドとなる。
ということは、スコットランドに負けても
日本がボーナスポイント1点を獲得し、スコットランドにボーナスポイント1点をあげることになるトライ4本以上は与えなければ、勝ち点15点となり決勝ラウンドに進める。
ということが試合の中心主題となりそうだ。
これを整理すると次のようになる。
① 日本がボーナスポイント1点を獲得するためには、 7点差以内での負けに持ち込む。
② スコットランドが安心して決勝ラウンドに進むには、トライ4本以上を取る。
ということになる。
これを両チームが分かった上で対戦するから
テレビ観戦も両チームがどのような手を打ってくるかという見方をするので
サッカーと違った面白さがある。
ラグビーが “戦略” の戦いと言われるゆえんがここにある。
3.日本チームのゲームプランを想定してみました!
スコットランドとの対戦は オールジャパンクラスで過去7回あり、勝敗は日本の0勝7敗だ。
実力差をひっくり返すのが難しいのがラグビーであるが、
赤と白のジャージを着た観客が埋め尽くしている地元開催は、日本チームに追い風を送っている。
世界の奇跡と言われた前回4年前の南アフリカ戦で逆転のトライを終了間際に取った奇跡を今回も成し遂げてしまった。あのアイルランドに勝てるとは思ってもいなかった。
実力以上の力が出ていることは間違いなさそうだ。
スコットランド戦も実力以上の力を出し勝って欲しいが、初の決勝ランド進出を目標としたプラン立てるだろうなと思う。
何故ならば、ロースコアーに持ち込めば世界の強豪アイルランドにも勝てたので、この試合が参考になるだろう。
そして、負けても勝っても、7点差以内のボーナスポイント獲得の方法でもある。
得点はペナルティゴールの3点。 の積み重ね。
前半は、
相手にはペナルティを与えない。 辛抱強くデフェンスをする。
ボールのキープを長くし、むやみにキックをして相手にボールを渡さない。
試合間隔が短いスコットランドの体力消耗戦をしかける。
後半に
バックスでの勝負を仕掛ける。
というのがゲームプランになるだろうが、
前回のワールドカップでは、南アフリカ、スコットランド、日本が3勝1敗で並んだが、決勝ランドにはスコットランドが行った試合を振り返ると、上のゲームプラン通りにはいかない。
日本 スコットランド
前半 7 12
後半 3 33
合計 10 45
後半に走れる力を残していたチームが 実力通り勝ち上がるのがラグビーなので、
前半の体力消耗を相手チームより如何に少なくするかという、テレビでは見えない戦いがされている。
これをテレビで見ようとしているので無理かもわからないが、オフェンス、デフェンスのラインが美しいほうが体力があることを示しています。
疲れると、ポジションのところに戻れなくなったり、遅れたりするので。
台風での試合中止が無いことを祈っており、また、被害が無い或いは少ないことを祈りたい。