ありがとうございます。お陰様で27年目。

ここ花月に春山から移転させて頂いて、もう27年目になります。不器用は治りませんが、皆様のお陰でここまでやらせて頂いてます。

 

早いものでもう26年、我が家の次女が1歳の時にここに移転しました。34才の長男は、相変らずの呑気もので彼女もいない。所帯を持ったのは次男坊だけ。長男、三男、長女、次女は結婚の気配もなし。まぁ、元気でいてくれたらそれでいい。こんなものですかね。

世界中は、どんどんきな臭くなっていますが、日本政府は世界の実情を一生懸命国民に隠しているようにしか思えません。マスコミも政府のいいなりみたいで重要なニュースは報道しません。私が、この仕事に入った40年前より、状況は悪くなっている気がします。国民が知らされていないことがどんどん増えています。ネット社会だから、どれだけでも情報は取れる…けど、信憑性の確認も、これまた厄介ですから。約40年前に、食生活の世界で「世直し」をしようという「壮大」な目標を持つ会社にご縁して、その一翼を担えればと、頑張ってきましたが、現状、程遠いです。食品添加物や残留農薬の現実の洗礼を受けたのが、初めて授かった子の流産。まさか、自分達がそんな目に会うとは思っていませんでした。周りを見ると、同僚には同じような経験をした人がいっぱい。自然食品に関わっている人って、家族でそんな経験をしている人が多い。だから、この仕事を続けてる。   

私の原点。私は、農家の次男坊でばぁちゃんっ子で育ちました。そのばぁちゃんが、高血圧の持病持ち。毎日しっかり降圧剤を飲んでましたが、脳卒中で倒れ、半身不随の完全痴呆。家族も分からない。私の「医療不信」の原点がここにあり。何とか特別養護老人ホームに入所。家には、既に祖父が、胃潰瘍で長い間通院していたのに「急」に胃がんを宣告されて、ここ2年は「寝たきり」状態。北口家暗黒時代。兄貴のお嫁さんも、嫌気をさして別居。百姓をするため兄貴は、30分の通勤。ばぁちゃんの施設での洗濯物の取り換えの行き帰り、疲労から自損事故。悪いことばかり。私は、実家を離れていたので、何も出来ません。ばぁちゃんが施設に入所して半年後、じいちゃんが自宅で息を引き取りました。その半年後、ばぁちゃんも施設で脳梗塞を再度起こして亡くなりました。北口家の暗黒時代は終わったように見えましたが、家族の「歪み」はそう簡単には戻りません。家族全員が元気でないと…、家族みんなが元気でこそ「幸せ」。(次回に続く)