嵐の櫻井翔(35)が来年公開の「ラプラスの魔女」で4年ぶりに映画単独主演することが19日、分かった。東野圭吾氏(59)のデビュー30周年記念小説が原作で、大学教授役に初挑戦。三池崇史監督(56)がメガホンを執り、共演者も広瀬すず(18)、福士蒼汰(23)と豪華な顔ぶれが並ぶ。櫻井は「“大きな化学反応”を起こしたい」と気合が入っている。
“櫻井教授”が豪華キャスト&スタッフで2018年最大のヒットを目指す。
原作は28万部を突破した人気作家、東野氏のデビュー30周年記念同名小説。原作権の獲得には5社程度が手を挙げるのが普通だが、同作は12社が参戦。競合の末、東宝が権利をゲットした人気ミステリーだ。
櫻井が演じるのは、不可解な事件の調査を依頼される地球化学が専門の大学教授役。日本テレビ系「NEWS ZERO」で月曜キャスターを務める櫻井を見た製作サイドが「アカデミックなイメージが、役と親和性があった」と起用した。
ハマリ役のきまじめな教授を熱演する櫻井は、2014年の「神様のカルテ2」以来、4年ぶりの映画単独主演。監督は海外でも評価の高い三池氏で、同監督とは09年の「ヤッターマン」以来、9年ぶりにタッグを組む。櫻井は「たくさんの“久しぶり”に胸が高鳴ります」と高揚感を隠せない。
共演も若手実力派がそろった。自然現象を予言する女性役をすず、失踪中の青年役を福士が演じる。2人とは初共演になる櫻井は「みなさんと“大きな化学反応”を起こしたい」と相乗効果を期待。すずと福士も櫻井との共演に「どんな化学反応が起きるか楽しみ」と声をそろえる。
キャスター経験から知識が豊富なことで知られる櫻井だが、初の大学教授役には「聞き慣れない言葉が多いので、戦々恐々しています」と苦笑。それでも「教壇に立ったときの景色は楽しみ」と教授ならではの特権を心待ちにする。
撮影はすでにスタートし、4月下旬に撮了予定。櫻井が、日本中の観客も巻き込む“化学反応”を起こす。