「もう友達ごっこやめようかな、面倒くせぇ」




今日の帰りに友達と話していた。


何があったのかはわからなかったけど、


その言葉にカチンときた。




「その友達も友達ごっこって思ってるかもよ」




人間の心の中なんて見ることも触ることもできないから、


どう思ってるかなんてわかんないのに。




「そりゃないでしょ。だってどこへ行くにしても付いて来て


ぺちゃくちゃぺちゃくちゃと自分の自慢話ばっかり....」



「お前だって俺に自慢しかしてない。」



「そりゃお前がしゃべんねぇからだろ」



「変わらないだろ、お前と」




まるで映し出しているかのような性格の似た二人。


本当に呆れちゃうほどに怒り出すそいつ。




「俺はあいつとは違うもん。あいつは俺を利用してる。」



「そりゃあそうでしょ。利用する側と利用される側の社会だから」



「意味わかんない。お前もうしゃべんな。」



「でたー、そういう押し付け。


お前だってそいつと一緒じゃないか?」




黙りこんで早く家に帰ろうとするそいつ。




「お前はいっつも俺の揚げ足をとって喜んだように笑うのに、


されたらそれかよ。ちょっとは他の人もわかれや。」



「....うるっせーよ。」



「人の気持ちがわかんないやつに友達ごっことかいう資格はないな」



「面倒くせぇんだよ、うぜぇんだよ!!


お前だって俺にとっては友達ごっこだよ」



「別に構わないね。こっちだって面倒くさいしうざいから。


しかも俺にとってはとか言ってたけど俺にとってもだし。」




俺は関わることも干渉しあうこともしない。


友達なんて要らないって思ってる人だった。




「お前今まで友達ごっこだと思ってたのかよっ?!」



「じゃあ君も友達ごっこだって思ってたんだよね?」



「俺もうお前信じれない。」



「勝手に信じてた方が悪い」



「もう先帰る。」




走っていったそいつ。


別に追うこともしないし不安なんてない。



あと中学校生活3ヶ月、多分長くて短い思い出。


楽しく過ごさなくてもいい思い出。














フィクソンですっ!!!



でも、最初の言葉は本当にいってて


その後の会話覚えてないほど頭の中で会話してましたっ!!












夜12時から、テレビを見始めた。




それは5時間くらいの普通にあるオペラで。




眠気なんて全然なくて夢中でオペラをみた。




友達の向井に「外見てよ。」といわれたのが



5時で、日の出の前に6分間だけ、



しかも年に1,2回しか見られないという



天王星と火星の重なり。




青白く、しかも太陽よりでかく月よりもでかく写る天王星。



その右下に少し小さい、とはいっても4分の1程度オレンジ色の火星。



その2つの惑星が重なり合って見える。




夢中で、外に出て自転車に乗った。



もっとよく見える場所へ...





向井もついてきていたらしく、



2人並んで丘に並ぶ。




「向井...あれ、今何分たった?」



「4分くらい。」



「そうか...」




それからはその2つの惑星を夢中になって見た。




「いま、何分たった?」



「7分くらい?わかんない、もっと見てるかも。」



「なんで消えない?」




まだ空には2つの惑星がくっきり浮かんでいた。




「なんで、消えないんだろう...」




向井は不思議そうにあたりを見回した。




「あ、あれっ。」




向井は何かを見つけたみたいで、遠くを指差した。




「信号がどうしたんだよ?」



「あそこの横断歩道を通ってきたんだよな?」



「あぁ、そうだなぁ。」



「おかしくないか?」




なんだ、探偵みたいに見えてきた向井。




「なにがおかしいんだよ?信号なんて変わるだろ?」



「あれ、音がなるようになってんだよ。



でも、音が聞こえたか?」



「きこえてない...」




さっきまで静寂の中で眺めていたのだから。



そういえば、あの2つの惑星は?



と思い振り返るとまだくっきりとあった。




「ということはだ....止まってるんだよ。」



「止まってる?何が?」



「時間が。」



「そんなことあるわけねぇだろ。」




俺は絶対にそんなの信じなかった。



いや、信じたくなかっただけかもしれない。




「人も、車も全然通らないだろう。」



「なんでだよ...」



「そうだ、俺ら以外の人に会ってみよう。



そうしたら止まってるかわかる。」




そういう向井の提案で自転車を漕いだ。




「向井っ、どこまでいくんだよっ。」



「俺んちっ、犬飼ってるからそいつで確かめる。」




向井の家までいって鍵を開けた。




「やっぱ、動かない。」



「はぁ?」



「いつもはこの時間に犬の散歩に行くんだよ。」



「誰が。」



「父さんが。」




向井の父さんは寝ているみたいだ。



母さんの方も、犬も...。




「おい、シンペー、起きろ。」




いくら揺さぶっても起きない犬。



それどころか石みたいに固まってて。




「...な、時間が止まってるんだよ。」



「嘘だ...嘘だろ?!」




俺が向井に詰め寄った。




「嘘なんかじゃない。



これは、本当なんだよ...っっ。」




力強くて、いつも秀才な向井の言うことだ...。



普段なら信じる。




「でも...でもっ!!」




膝からがくんと崩れ落ちて叫んだ。



向井にしがみつきながら...


















なんかいいもん思いついたので、




長く続くかわからないですが、





書き始めまーす。
















月の裏側には、


地球語でエイリアンと呼ばれる生物達がいました。



彼らは、何年かに一回やってくる地球人たちをみるのが


とても楽しみでした。




「今日じゃないかなっ?」

※エイリアン語かけません。


「今日なのかなっ?」



エイリアンの子供達が毎日わくわくしています。


地球人は月の砂や何か堅いものを地面に押し当てて、


帰って行きます。



「ゴゴゴゴゴゴゴゴッッ」



地響きが始まりました。



「きた?!今日だ!!」



「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッ」



スペースシャトルと呼ばれる棒状の飛行物体が


月に着陸しました。



「きたよっ!!隠れないとだっ!!」



月を知り尽くしている子供達にとっては隠れることなんて朝飯前でした。



『気をつけておりるんだぞー。』



「地球語だ...」



『あーほら、もうっ。



宇宙食は機体の中っていっただろうっ!!』←どんなだ。



「すごい....地球人...」



「ね、すごいね....」



『あ、もー。はい、これ。』



また、月の石をとって、戻っていってしまう。



「あーあ、これでもう暫くあえないのかぁ...」



「わからないよ。科学は進歩してるって、



この間地球人がいってたからっ!!」



「盗み聞きかよー。さ、父さんのところへ戻ろう。」



「んぁーい。」



僕たちは父さんと母さんに今日の地球人のことを教えた。



「そういえばもうそんな季節ね。



楽しんでいたかしら...?」



地球人が来るのも珍しくない時代。



そんな時代はくるのだろうか...。












彼の名前はよく覚えていないが、


彼は色々とややこしい人であった。



例えば、彼は左利きなのだが、

習字は右手、黒板も右手。

野球でのピッチャーは左手、

バッターは右手、サッカーでの蹴りは左足。


それに、消ゴムはSTAEDTLERだったり、

本は必ず紀伊國屋で買い、雑誌は文教堂で買う。

漫画はTSUTAYAで買ってビデオはGEOであった。



そんな彼のお話。



「おい、岸谷!あれ、学校いちの美少女、
寺倉さんだぜ!見ろよ!」

友達の金石が岸谷さんを指差して言う。

「だからなんだよ。
あー、消ゴム買わなきゃ。」

俺の消ゴムは電車で3駅いった、でかい文房具やにしかない。

「本当、女に興味ないよな。」

「だめかよ。」

「だめってこたぁないけど、
ちょっとは遊んでもいいんじゃない?」

遊んでも、ということは、
金石は女と遊んでいるのか?

「遊ぶねぇー...」

「もっと楽してもいいんだよ。
下手でもいいから全部左で統一するとか、
いろんな消ゴム買うとか、
本とかはどこでも売ってるんだよ。
全部決めなくてもいーんだよ。」

「...俺の秩序を守らないのは許さない。
例え俺だとしても。」

「...だめだこりゃ。」

金石は寺倉さんのもとへ走っていき案の定罵られている。

彼もまた、俺の秩序を破ろうとした罪人。


縁切った。」