すんごく久々に、艶がらしい記事を書こうと思う(`・ω・´)
先月、おなじみの艶部活「憂いなき今宵」専用ぐる内で、
部活メンバーが選ぶ、艶が~るベストエンド投票
が行われました
ついこの間、本家で行われたベストエンド投票が、
あまりにも偏った結果に終わったというか、
1位のスチル狙いだったり、ベストエンドというより人気投票になってたりで、
がっかりな気持ちの方が大きかったので(´・ω・`)
そういう、推し旦那とか特典とか、全てを払拭して
純粋に、みんなが一番心に残ったエンドを聞いてみたいじゃないか!という事で、
暑苦しい事この上ない←褒め言葉ですww なみちゃが実行委員長となり、
メアリーが宣伝隊長となって、奔走してくれました(*´∀`*)
みんなの熱い思いが詰まった計24票のうち、
高杉晋作:鏡エンド ・・・ 5票
結城翔太:花エンド ・・・ 5票
という、なんともビックリな、同点1位という結果で幕を閉じましてΣ(゚∀゚ノ)ノ
みんなの暑苦しい←褒め言葉ですww ベストエンドへの想いも然る事ながら、
投票に影響がないように、ナイショで進めていた、
1位に輝いた殿方のスチルを ネ申絵師・おさすさん が描いてくれる
という スペシャル特典が遂に解禁されましたので!!
憂い的ベストエンド終幕記念ということで、載せさせて頂きます(*´Д`*)
あ、ここから先は盛大にネタバレしています
おさすさんの神スチルは元より、それに続くキャピコの独り言が
本気で阿呆かってくらいネタバレしてますので、一応伏線張っておきますww
まずは、高杉晋作 『鏡エンド』 より
高杉さんのお墓の前で、皆でどんちゃん騒ぎしているイメージ byおさすさん談
実はわたし、未だ誰の鏡エンドも迎えていないというヘタレでありまして(´・ω・`)
でも、鏡エンドが一番史実に近く、悲しくも深い気持ちになれるという事で
ずっと、進めたいと思っては足踏みしていたんですが、
そんな中での、この投票結果。
だいたいのネタバレは踏まえたうえで、このスチルを見させて頂いたんですが、
なんというか・・・
高杉さんの死を乗り越えようとしながら、
でも片時も彼の事を忘れることなく居るのであろう主人公ちゃんが、
高杉さんのお墓の前でこんなに綺麗な笑顔で、
彼の為に、三味線を奏でている。
そんな主人公ちゃんを、温かく優しい眼差しで、
今も変わらず見守ってくれている高杉さん・・・
いつでも二人の心は繋がっているんだと、そう思うだけで涙が出てきます。
スチル絵なので、スチルっぽく塗ってくれたというおさすさん(*´Д`*)
高杉さんを薄く加工しようとしたら、背後霊すぎたので普通にした という
貴重な裏話もせっかくなのでご紹介しておきますお(^ω^)/www
続いて、結城翔太 『花エンド』 より
こちら、おさすさんに参考資料のスチルをメールした時に、
別に頼まれてもいないのに暑苦しく書き添えたネタバレがありますので、
そちらもせっかくなので載せさせて頂きますwww
だって、わたしが清き一票を投じたのは、
この翔太くんの花エンドなんですよおお(´;ω;`)
艶がを始めて、初めて迎えたエンドという事もあって、
思い入れもひとしおなんですよおお(´;ω;`)
ネタバレ厳禁という悲しい状況になっている今日の艶がですが、
もうこれはネタバレというより、キャピコのだだ漏れた妄想に近い、
それくらいオリジナル要素ぶっこんでるので、まあ大丈夫でしょうwww
1回しか読んでないから、記憶たぐり寄せていて色々曖昧ですしwww
おさすさんの神スチルは、途中に登場して頂いてます(*´∀`*)
話し長えよ!って方は、レッツスクロール!(^ω^)/www
◆
龍馬さんが亡くなり、いつも行動を共にしていた翔太くんも、
傷が癒えないうちから色々な取調べを受けたようだった。
龍馬さんの死を信じたくない、受け入れたくない―――
わたしよりもずっと、そんな気持ちでいたであろう翔太くんが、
毎日気丈に龍馬さんとの日々を語っているのを、
わたしはただ見守ることしかできなかった。
「少し、散歩でもしようか」
翔太くんがそう言ってくれたのは、そんな日々が続いたある日の事だった。
久しぶりに隣に感じる、翔太くんのぬくもり。
賑わう町中を、のんびりと歩ける事の幸せに、
わたしは思わず顔をほころばせた。
これから先はこうして、翔太くんと二人で、
龍馬さんの分まで精一杯生きていけたらいい。
会話をする度、見上げるほど背が伸びた翔太くんに男らしさを感じながら、
幕末に来てから流れた月日の長さを噛みしめていた。
「今日は天気がいいから、いつものツツジもとびきり綺麗に見えるね」
「・・・ああ、本当だな。ちょっと待って」
翔太くんは立ち止まり、ツツジを一輪摘むと、わたしの髪にそっと飾った。
「・・・綺麗だな」
「本当に・・・綺麗になった」
わたしを見つめる翔太くんの眼差しが熱くて、『綺麗』と言われているものが
ツツジじゃない事に気付いて、視線を彷徨わせながら、わたしは思わず下を向く。
「ずっと好きだった。小さい頃からずっと」
いつも聞きたくて、でも聞くのが怖かった言葉が、
彼の口から夢のように零れ落ちる。
「幼馴染だから無理だろうって、あきらめようとした事もあった。
でもやっぱり、俺にはお前しかいないって、こっちに来てから改めて思ったよ」
「翔太くん・・・」
「お前を誰かにとられるなんて、考えただけで苦しくなるけど、でも―――
どんな事があっても、お前を未来に返すのが、俺の役目なんだ」
「翔太くん・・・?」
「・・・俺、龍馬さんの意志を継いで、新政府の人の力になろうと思ってる」
「これからの日本の為にも、ここに残ろうと思うんだ」
わたしを見据える翔太くんの瞳は、真っ直ぐで、澄みきっていて、
揺るがない決意がそこに現れているようだった。
翔太くんがここに残るなら、わたしも一緒にここに残る。
翔太くんのいる場所が、わたしの居場所なんだから―――
「だからお前は、未来に帰って、安全な場所で幸せに暮らしてほしい」
「え・・・?」
何を言ってるんだろう。一人で?翔太くんを置いて一人で?
「翔太くん、何言って・・・」
わたしが口を開きかけた途端、強すぎるほどの力で引き寄せられた。
翔太くんに抱きしめられている、と理解するのに時間はかからなくて、
それでも、逞しい胸や、わたしを抱きしめる大きな腕は、
昔から知っている幼馴染のそれではないように思えた。
「翔・・・」
わたしが口を開いたのと同時に、今度はびっくりする程の力で突き飛ばされ、
尻餅をついたわたしが見上げた時に見たものは―――
カメラを構える、翔太くんの姿だった。
カシャッ―――
もう随分昔に聞いた事のある、カメラのシャッター音が辺りに響き渡る。
途端に視界がぼやけ、周りの景色が白く霞みはじめた。
「い…嫌あああっ…!」
霞む景色の中で、翔太くんが悲しげに微笑んでいるのが見える。
「嫌あ!嫌ああっ!翔太くん…っ!」
大声を上げて、手を伸ばしても、翔太くんの姿はみるみる遠くなっていって、
涙で滲む視界の中、大好きな人の姿をわたしは必死に捉えようとする。
だけどどんなに目を見開いても、もがくように手を差し伸べても、
翔太くんの姿は光の中に吸い込まれていって―――
何も見えないわたしの耳に、いつも聞いていた優しい声が響いた。
「愛してる―――」
「未来永劫―――
俺が愛するのは、お前だけだ―――」
気がついた時には、わたしは、あの日入った古道具屋にいた。
周りからは、女の子たちの楽しげなざわめきが聞こえる。
あんなに伸びた髪も、着慣れていた着物も、少し女らしくなった体つきも、
全てが夢のようにわたしは、女子高生のわたしとして、
あの日入った古道具屋にいた。
「嘘…でしょ…」
翔太くんは?翔太くんも同じ学校の生徒だったんだから、誰かに聞けば―――
わたしは、近くではしゃぐ友達を捕まえると、まくし立てるように口を開いた。
「ね、ねえ、翔太くんは?翔太くんはどこにいるの?」
「え?翔太くん?」
「ほら、結城翔太くん!わたしの幼馴染の、バスケ部の…」
「ど、どうしたの?大丈夫?クラスにもバスケ部にもそんな人いないじゃない」
そんな…。どうして?翔太くんは最初からいなかったっていうの…?
呆然と佇むわたしに、心配そうな顔をしたクラスメイトが声をかける。
「ねえ、結城翔太ってどこかで聞いたと思ったらあれじゃない?
あの、幕末の政治家の…」
「ああ!『ツツジの君』でしょ!教科書に載ってた!」
「ツツジの…君…?」
「うん、すごいやり手の若手政治家だったんだけど、
生涯愛すると決めた『ツツジの君』に誓って、生涯独身を貫いたっていう…」
確かそんな感じー!
かっこいいよねー!悲恋の末に、っていうの?
クラスメイトたちのはしゃぐ声が遠く聞こえる。
翔太くん…。翔太くんはやっぱりかっこいいね。
立派な政治家になったんだね。教科書に載るくらい立派な政治家に…。
なのに、ツツジの君、ってなあに…。
わたしの事なんて忘れて、彼女つくったっていいんだよ…翔太くん…。
とめどなく零れ落ちる涙を拭おうと顔を上げると、
耳元で何かが揺れる感触がした。
そっと引き抜くと、艶やかなピンク色のツツジが、
咲き誇るように手のひらを彩った。
今、摘んだように。
今、彼の手から挿してもらったように。
あなたとの日々が夢じゃないと知らせてくれるように、
それはわたしの手のひらの中で、艶やかに揺れた。
『未来永劫―――
俺が愛するのは、お前だけだ―――』
ツツジをそっと髪に挿しなおして、わたしは上を向く。
翔太くん、わたしは翔太くんが命を懸けて届けてくれたこの世界で
一生懸命生きていくよ。
そしていつか、あなたにまた会えた時は、恥ずかしがらずに伝えるから。
翔太くん。
わたしも、翔太くんを―――
愛してるよ―――
◆
いやああーーーー翔太くーーーーーーーん。o゜(p´□`q)゜o。
気付かれた方もいると思うんですけど、翔太くんのこのスチル、
龍馬さんの有名なこの写真と同じシチュエーションなのですよ!!!
わたし、気付いた瞬間鳥肌たちました。感動で。
翔太くんには、龍馬さんあってこそなのですよね(´;ω;`)
逆ももちろん然り。二人の絆をこういうところでも感じられるなんて、
翔太くんが苦しんだ末に出した決断を応援しながら、
自分も前に進もうと思えるというものです。
実は翔太くん本編は、サブで読みかけたっきり だというおさすさんwww
おさすさんなりにイメージを膨らませて描いてくれたというスチル、
最っっっ高!!!でした(´;ω;`)
という事でですね、最後の最後になりましたが、
みんなのベストエンド投票やろうよ!と、提案から企画、集計まで
本当にいっぱい頑張ってくれた なみちゃ
ブログやなうで、ベストエンドのお知らせに奔走してくれたメアリー
涙が出るくらい最高のスチルに仕上げてくれた おさすさん
熱い投票でベストエンドスレを盛り上げてくれたみんなに
心から、ありがとうを(*´∀`*)
みんなのお陰で、また更に艶が~るというゲームが大好きになりました。
これからもみんなで楽しいこと、いっぱいやっていこうね!!
キャピコ