なんか良い。
この舞台見て、後で思い出せば出すほど、なんか良いな~って思えてくる。ニヤニヤする。
台詞が説明的じゃなくて、
全然説明していないのに、一見無意味な台詞の積み重ねなのに、ストーリーは進んでて、人間関係とかも変化していってるのがわかる。ちゃんと進んでいる。登場人物達は皆、日常に溶けている人間の不器用さを誇張したような感じの人ばかり。
あーもっとこうすりゃいいのに!!ってもどかしいけど、現実の自分も結局こんな感じに不器用に生きてるよなー。
とにかく可笑しくて!!
笑っちゃう!!だけど同時に、考えちゃう。
この芝居を、自分自身の抱えてる現実と重ね合わせたら。
こんな風に、自分の現実も笑いとばして前向きに受け止められたらいい。
作・演出の前田司郎さんは、岸田國士戯曲賞を受賞されているすごい方なのに、
今焼肉を食べながらパンフレットのコメント書いてますみたいな、そんなこと書いてあって、漢字とかも間違ったりしてるし、そのギャップが魅力的な方だと思いました。