彼に会えないだけなのに、得体の知れない恐怖まじりの、なんとも言いようのない不安に取り憑かれて苦しむ。

そんなとき、私は私を抱きしめて、ひたすらツライと言い続けるの。

小さくつぶやいたり
枕に顔を埋めて叫んでみたり
お経みたいに延々とかも、
いろいろなカタチで吐き出すの。


なぜツライのか、理由も問える余裕があれば自問するときもある。

答えが出るときもあれば、出ないときもあるけれど、不安で苦しいツラさが、ふっと薄れる瞬間が来るから不思議。

ツライ
ツライ
ツライ

は、

私にとってのおまじない。