第25話『今の僕があるのは君のおかげ』




そんな治療は半年程続きました。



前回の話で1、2ヶ月と記載していましたが、ちゃんと調べたらそれくらいでした笑
人の感覚とは曖昧はものですね😌



そして、私は運命の出会いを果たします。



オプジーボという小野薬品が開発した新薬が話題となっているとき、私たちもそれを使えないか聞いてみました。



気になる方はコチラ‼️

全然難しくて自分なり説明できないので、簡単に新薬の歴史と仕組みが説明されているリンクを貼らせていただきます。🙇‍♂️



お医者さんに聞いてみるとオプジーボはまだ使えない…。

でも、それと似たキイトルーダという同じような仕組みの新薬なら使えるかも、ということでした。



このキイトルーダという新薬と私は運命的な出会いを果たしたのです。


こちらのリンクも載せておきます!🙇‍♂️



しかし、恋愛と一緒です。

運命の出会いだからといって簡単いくものではありません。そこには乗り越えるべき壁がありました。



保険です。



いくらいい薬だからといっても新薬。

その当時(2019年2月頃)保険適用の薬ではありませんでした。

普通に打てば、1本で100万程度の代物。

両親はそれでも大丈夫と言ってくれましたが、そんな訳がないだろうと大学生ながらに思いました。



さすがに諦めようと思ったとき担当医が重い口を開いたのです。



「普通は保険適用ではありません。

ただし、ある条件を除いては…」



その条件とはもう一度、あの抗がん剤をやるというものでした。



抗がん剤を2種類以上試しても効果が出なかった場合に、保険適用で利用できる。



よくわからない条件ですが、国が決めた大人の事情というやつでしょう。



さらに担当医は付け加えます。

「1回だけ。その1回も最低限の量でやりましょう。正直グレーなところですが、そうしていただければ、どうにかします。」



そう言ってくれた担当医には本当に足向けて寝られません。

どの方角にいるかわからんけど。



最後と決めた抗がん剤の投与。

やはり、わかっていても、またもや地獄の1週間に身も心もボロボロでした。



そして、ようやくキイトルーダの投与。



副作用の説明も聞き、

抗がん剤ほどではなくても、ある程度は覚悟していました。



しかし、これが驚き!!

私の身体と相性もよかったのか副作用はほぼゼロ。

(最初ちょっとだけ蕁麻疹みたいなの出た)



そしてみるみるうちに検査結果も良くなっていき、

半年後には目視では確認できないほどになりました。



これほど、医療の進歩、お医者さんに感謝したのはこれが初めてでした。



今の僕があるのは、

君(担当の坂本先生、キイトルーダを開発してくださった方々、近くで支えてくれた家族)のおかげ。



もうほぼ最終話みたいな感じですが、

次回最終話をなにか書きます🙋‍♂️


▷▷▷第26話『終わらなかった最終話』