第5話『大阪大学病院へ』
言っていませんでしたが、私は大阪出身です。
阪大病院は関西の中でもトップクラスに大きい病院だと思います。
母「大阪大学病院へ行こうか。そっちの方が詳しく検査してもらえるから。」
癌だということはまだ伝えられませんでした。
後日わかったことですが、その時すでに両親は医師から告知させていたそうですが、タイミングを待ったようです。
大阪大学病院へ行くと4人部屋の窓側のベッドに通されました。
まわりはおじさんばかりです。
勘のいいガキならすぐにおかしいことに気づいて嫌われるところでしたが、私のようなボーッとしたガキはなにも疑問に感じず、されるがままでした。
(『鋼の錬金術師』より)
両親がどう伝えようか、誰が伝えようかなど、頭を抱えてる間、私は腹を抱えて病室でバラエティー番組を見ていたのでした。。
次回、ついにそんな彼に告知です。
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