久しぶりに野田秀樹さんの

紡ぐ言葉に

酔いしれました。







東京芸術劇場で

上演されていた、

「カノン」です。

渡辺いっけいさん主演

野上絹代さん演出

オーディションで選ばれた

将来有望な俳優さん達に

よる熱い舞台でした。




流行り病による

上演不可能な苦しい日々を

経てようやく上演されたのだ

そうです。


俳優さん達の舞台に立てる

喜びのエネルギーが

舞台に溢れていました。


親友の甥っ子さんが

出演なさっていて

特別な存在感を

放っていて素敵でした。


演出も俳優の身体をフルに使う

野田秀樹さんの演劇スタイル。

どれだけの時間をお稽古に

費やしたのでしょう。

計算された細やかで大胆で

スピード感ある素晴らしい

演出でした。

演劇の力を久しぶりに

肌で感じました。


そして日本のシェイクスピア

野田秀樹さんの紡ぐ言葉の

素晴らしさに改めて感動。



1998年に私は第5回の

NODAMAPに出演させて

いただきました。




大好きな野田さんの作品に

出演出来た事は私の誇りです。


野田さんの舞台は

とにかくお稽古が楽しかった。

ローリングストーンに

出させていただく前に

二度ほどワークショップに

参加させていただいたのですが

野田秀樹さん、大竹しのぶさん

堤真一さん、高橋克実さん、

八嶋智人さんなど

実力ある素晴らしい俳優さん達

とご一緒させていただき

とても勉強になった事、

心から楽しかった事を

思い出しました。






野田秀樹さんの新作演劇を

観たくなりました。

今の世を野田さんはどんな言葉

で表現されていらっしゃるの

でしょう。

今回のカノンは野田文学の

素晴らしさを改めて

感じさせてくれる舞台でした。