コロナの時代になり…
(またまた緊急事態宣言
ですね…あせる)
お家時間が増え…
ドラマをよく観るように
なりました。

ありがたい事にNetflixや
Amazon prime、
NHKオンデマンドなどで
子どもの頃に観て
印象に残っていた昭和時代の
名作ドラマや映画を
見返す事が出来るように
なりました。

そこで
名優達の名演技や
作品の素晴らしさに
悶絶する日々です。

今日はその中でも
最近最も感動したドラマ
「北の国から」について
語らせてください!




1981年から毎週金曜の夜に
全24話が放送され、その後
1983年から2002年まで
8編のドラマスペシャルが
放送されました。

北海道の富良野を舞台に
雄大な自然の中で
田中邦衛さん演じる
黒板五郎と2人の子ども達の
成長を21年間に渡って
描いた壮大なドラマ。





今年の3月に
田中邦衛さんが
お亡くなりになられて
思いを馳せていたら
「北の国から」
をどうしても観たくなり
FODというフジテレビの
配信サイトに契約し
一話からじっくり
見直しました。

とにかく…
素晴らしい。

俳優の演技

倉本聰さんの脚本

北海道の美しい大自然


今、私は24話のドラマと
83年冬
という一本目の
ドラマスペシャルまでを
観終わったところですが

これまでに私が 
最も感動したシーンを
紹介させてください。

一つ目は


純(吉岡秀隆さん)と
雪子おばさん(竹下景子さん)
が大雪により車で遭難。
日が沈み、町は停電。
行方不明の純と雪子を
探す手立てがなくなり
途方にくれる五郎。
そこに大友柳太朗さん
演じる笠松のじいさんが
飼う老馬が風雪の中
鈴の音を鳴らしながら
雪子達の雪に埋もれた車を
探し出す。

人間の力を超えた野生の力で
命を救った老馬であったが
笠松のじいさんは
生きていくためにその老馬を
売りに出さなければならず
女房同然だった老馬を
手放した苦しみを
五郎の前で切々と語る。

オンタイムで見ていた
1981年当時も
この時のエピソードに
子どもながらに感動したのを
覚えています。




大人になった今、
改めてこのシーンを見返して
大友柳太朗さんの演技が
あまりに素晴らしくて
痺れました。

声を荒げる事もない
強い目線を使う訳でもない。
静の芝居。
なのに笠松のじいさんの
苦しみや悲しみが
痛いほど伝わってくる。

まさに歴史に残る
名演技でした。




北の国から 
には他にも素晴らしい
名優の方々が
出ておられます。

大滝秀治さん。

まわりが黙ってしまう
佇まい
味のある台詞。

とても到達出来ない
唯一無二の役者。





そして
83年冬
一本目のスペシャルに
出演なさった
笠智衆さん。

もう
役を演じてないように
見えるんです。
そこにいるだけで
言葉を発するだけで
その役そのもの。
老齢の悲しみが
胸を刺して
涙が止まらない。

痺れました。

昭和の時代を背負い
たくさんの感動を
届けてくださった
名優の方々に心より感謝を
申し上げたいです。






そして感動したシーン
二つ目は
いしだあゆみさん演じる
黒板令子が病いをおして
子ども達に会いに東京から
富良野にやってくる。
父親に遠慮して
久しぶりに会った母親に
素直に甘えられない蛍が
電車に乗って帰っていく
母を走って追いかける
名シーン。




号泣。

台本も素晴らしい
ですよね。





いしだあゆみさん。

なんとも言えない
美しさ。
家族を捨てて
彼氏のところへ行ってしまう
弱さや危うさ。
そしてはかなさ…。

目が離せない
大好きな女優さんです。




そして。
なんと言っても
田中邦衛さんの
五郎さんこそが
この物語の核ですよね。
不器用な生き方しか出来ず
弱さも優しさも含めて
周りの人に愛された
人間らしい味わいに溢れた
黒板五郎。
あれは演技なのでしょうか。
もう田中邦衛さん自身が
黒板五郎さんとしか
思えないほどの演技。

そして子ども達。
子どもらしさに溢れた
自然な演技は圧巻です。

複雑な環境の中で
葛藤しながらも
子どもらしく順応して
成長していく様を
見事にカメラに
おさめられていますね。

杉田成道さんの演出の力も
大きいのだと思います。
そしてきっと時間をかけて
丁寧に撮影されたのではと
推察します。

吉岡秀隆さん。
中嶋朋子さん。

子役として
見事な演技ですが
あれだけの名優の方々と
小さな頃から共演なさったら
間違いなく名優へと
成長されますよね。

お2人とも子役の時も
大人になられてからも
大好きな俳優さんです。






あの…皆さまに
一つお伝えしておいても
よろしいですか…。
私、北の国からの
92巣立ち
の裕木奈江さんが
演じられた役の
オーディションを
受けた事がありまして…
最終オーディションで
吉岡秀隆さんと
台詞を合わせていただいた
ことがあるのです。
もちろん私など落ちるに
決まってますけどあせる
笑!
今となっては
オーディションに
落ちた事も自慢したくなる
ほどの名作です。

ドラマスペシャルが
あと7本残っているので
観るのが本当に楽しみです。
また感動シーンを見つけたら
ブログで語らせてくださいね
爆笑!

皆さまも良かったら
「北の国から」を
ドラマシリーズから
観てみてくださいませ。

大人になってから見ると
人間の弱さや
こじれた人間関係
親子の愛、友情、
子どもの持つ純粋さや
微笑ましい子どもらしさ
厳しい寒さの北の国で
生きていく人々のたくましさ
環境問題
などが丁寧に美しく描かれた
素晴らしいドラマだと
再発見なさると思います。