昼夜逆転の治療のために入院した話の続き④です。最後になります。


木曜日午前中にかかってくるはずだった退院の電話がなく、こちらから問い合わせたところ、親御さんとだけの話し合いがしたいと主治医から呼び出されて、いますぐの退院は却下されました。

親は受け入れたものの、次男の拒絶が強く、先生の考えで良くなるためにだよ、とか、自分で決めたことじゃないの?とか、言いましたが、帰りたいと言う俺の気持ちはどうなる?の一点張りでした。


不登校サポートNPO法人の方のお話では、今はお母さんがかなり疲弊してしまっているので、お母さんが受け止めきれないことはしない方がいい、入院して昼夜逆転を治そうとした子を何人か知っているけど、効果があったかどうかは微妙なところだから、と。

主治医からも責められ、周りの人から、私を思ってのアドバイスだと分かっていても、親がなんでも言うことを受け入れていていいのか、というようなことを言われると、責められている気持ちになってとても辛かったので、退院させていいと思う、と言ってもらえてとても楽になりました。


結局、入院は月曜から金曜日までの五日間になりました。病院としては月曜日まで丸8日間、睡眠薬等も試してもっとハッキリ昼夜逆転が改善したと思えるくらいにしたかったとのお話でした。あと3日間くらいどうにかならなかったのか?と次男に対して文句もありますが、あのまま入院継続させていたら、親子の溝がかなり深くなってしまっただろうと思います。


昼夜逆転は元通りです、元通りというか、学校以外、出かける予定の時は眠そうにしながらも起きて出掛けるので、心の中の引っ掛かりのようなものが改善しないと「起きれない」は解決しないんだろうと思いました。昼夜逆転しているから行けないのではなく、行きたくないから昼夜逆転させているんじゃないかと思ってしまいます。


次男の中でこの入院が、少しでも何かを変えるきっかけになってくれたらいいな、と願うばかりです。


終わり