最近注目の日本酒に「磨かない酒」があるそうです。
磨かない酒とは、大吟醸みたいに玄米の外側を削って米の中心のみを使う(玄米を削って残りの米が50%とか45%まで磨く)のと比べて、削る割合を少なくした(低精白)米で作ったお酒のことです。
大吟醸みたいに45%、50%まで磨いた米を使ったお酒は、香り立つお酒になるそうです。
それに対し、「低精白」では玄米の表面を削る割合が低いもので、80%程度のものを呼ぶそうです。
低精白をすることで、米の旨さや芳醇さがつよく現れたお酒ができるそうです。
その低精白のお酒をちょっと立ち寄った酒屋で見つけましたので購入してきました。
熊本県玉名郡の「花の香酒造」の「花の香 低精白 九拾(きゅうじゅう)」です。
和水町さんの山田錦を低精白(90%)で仕込んだお酒です。
参考までに、普段食べているお米が92%くらいです。
今回合わせたツマミは大分の郷土料理「りゅうきゅう」にしました。
新鮮な刺身をすりごま、おろししょうが、酒、みりんに漬け込んだものです。
大切に育てた米だからこそ、できる限り低精白で作りたいとの思いで作られています。
雑味を抑えるために精白をするのですが、90%の低精白ですが、雑味は感じられなくクリアな味わいです。
併せてしっかりとした旨みがありました。
華やかな香りのある、端麗な味わいでした。