Kくんは車を持っていないので、

私の車に乗せて彼のアパートへ。


私は自分のことを積極的に喋るのは

好きじゃないので、彼に色々質問して

なんでこんな遠い地方に進学して来たのかとか、

学校のサークルのこととか聞いた。


中学からずっとバレーをしていて、

大学でもバレーのサークルに入って

ゆるく続けてるらしい。


細すぎず、筋肉質過ぎず。

バレーをやっているからか、肩幅は広め。

すごく私好みの体格だった。


Kくんはおっとりした話し方で、

時々出る関西訛りが何とも言えず可愛い、、


年齢の割に落ち着いていたし、

話を聞いていて楽しかった。


Kくんのアパートは学生らしい狭い1Kで、

生活に必要な最低限のものしか

置いてなかった。


でも、何故かとても居心地の良さを感じた。

この後、何十回とこの部屋に

通うことになる。笑


部屋は事前に掃除したようで、

きれいに整頓されていた。


でもテレビもなく、ソファもなく、

iPadで適当にホラーを選んで

2人で横に並んで座って見る。笑


ちょっぴり気まずい空間。

やっぱりこういう時はお酒に頼るに限る!


少しずつ、2人の間の距離が縮まって来ていた。


ホラーを見ていたので室内を

暗くしてたんだけど、横を見ると

iPadの画面光に照らされたKくんの横顔に、

改めて整った顔立ちしてるな、、と

見惚れそうになる。


Kくんも私の視線に気づき、ん?と微笑む。


『なんか恥ずかしいからあんま見んといて』と

照れるKくんにもうやっぱ年下男子尊い〜と

関西弁可愛い〜〜と秘かに悶える私。


口元が緩みそうになるのを

はにかむのにもう必死。笑


ホラーの途中だったけど、

いつの間にかキスしていた、、