昨今、花粉症全盛期であちこちでえらいことになっている。
私は血液検査では立派なスギ花粉症なのだけれど、あまり目が痒くなったり頭がぼうっとしたりすることはない。ただ短期的に鼻水が出る。怒涛のように出る。でも、この症状は期間限定なので、鼻をかみすぎて鼻くそのようなかさぶたができるようになる頃には、なぜか自然に治ってくる。
但し、この時期全身がむず痒くなり閉口している。それで、市販の痒み止めを使っているが、このことに迷いがなかったわけではない。
私の一家は食を含んだ生活全体をマクロビオティック一色に染めていた時期があり、この主旨でいうと、台所にあるもの(野菜や調味料など)で、疾患に対処することになっている。
子供が発熱しても、慌てず騒がず大根の葉などで頭を巻くか、水切りした豆腐をおでこに乗せるかして熱を吸わせ頭を守る。
そして子供の目つきを観察して、危険を察知すれば病院に行く、という次第である。
つまりケミカルの類はなるべく使わないのが鉄則だった。
ところが私が40代になった頃、突如重度のアトピー性皮膚炎に罹り、丸7年間苦しんだ。
律儀な私はいわゆる民間療法だけで対処していたのだけれど、7年は長かった。
ついに根気が失せて、知り合いの皮膚科医に相談した。彼女はうちが作っているお菓子の顧客で、私がアトピーをマクロビオティック=民間療法で直そうとしていることもよく知っている上で薬物療法を勧めてくれた。
それでも、絶対的禁忌である副腎皮質ホルモンを使うことには決心が要った。リバウンドが怖いことは頭に刷り込まれていたから。
でも医師の絶妙な匙加減で、私はゆっくりじわじわと回復してゆき、数ヶ月でほぼ完治して心身ともに楽になった。
このことは大きな学びになった。
だから、原発事故の避難で深く心を病んでしまった時も、気功などと並行しながら病院の処方薬を使った。
それでよかったのかどうかはわからない。
向精神薬はいろいろと難しく、効いているのか効いていないのか、その処方で良いのか悪いのか非常に曖昧なところがある
ただ、LOCということは最も大切にするべきことだと、今では切実に思っている。