あなたは「自分を忘れる」ってことありますか?


「自分を忘れる」とは、我(われ・が)が消えて、素直になることみたいです。

素直になれば、悩みや苦しみさえも「通過」して、過ぎ去って行きます。


今が苦しい人は、素直な視点で現状を見ることが最善です。

早く苦しみは去り「変わり」ますよ。
時間が助けてくれるかも・・・





それでは前回の続きを、


以前、病院に通院していることはお知らせしましたが、
もちろん今でも通院しています。


1ヶ月に1回は2ヶ所通院していて、
歯の方は虫歯はありませんが掃除の為に歯科に行き、


皮膚科にも脂漏性角化症の治療で、いぼ冷凍凝固法という方法でやってもらっています。
最初はレーザー治療が希望だったのですが、
保険が利かないとのことでこの方法になったんですけど、
月に1回の治療が保険の適用範囲だそうです(生活保護の医療扶助は国民健康保険と同等みたいです)


そして、眼科は週に1回行っています。
この通院には最初は買ったばかりの自転車で5~6分かけて行っていましたが、
運動不足解消も兼ねて徒歩で行くようになり、


今まで見慣れた風景も歩きながらだと違って見えることがたくさんありますね。
(以前はクルマの移動ばかりでしたから、こんなことは考えませんでしたが)


たまにはこんなこともあります。


いつものように大通りの歩道を眼科に向かって歩いていると、
突然真横に電動車イスに乗った40代ぐらいで無精ひげを生やし、
手足が不自由な男性が来ます。


私も何事かとびっくりしていると、
たどたどしい言葉で「こ・こ・これを・取って・も・ら・って・い・い・で・す・か・・・」
何だろうとその人の目線を追うと、首からストラップで下げた携帯電話です。


「鳴って・い・る・よ・う・な・の・で・・・」
「はい、いいですよ」と軽く返事をし、
折りたたみの携帯を開いて、ONのスイッチを押してあげて、耳元まで持っていきます。


何事かちょっと大きめの声で話をしているようで、
その間私はず~と携帯を耳元に当ててあげ中腰の格好です。


すると、またたどたどしい言葉で、

「こ・こ・こっちに・・・」
最初は意味がわからず、そのままの姿勢だったのですが、


その人が頭を少し振って、どうも反対側の耳に当ててくれと言っているようだったので、

今度は反対側の耳に携帯を当ててあげます。


その間のやりとりに少し間があったので、携帯の相手は電話を切ったのでしょう。
「もしも~し、もしも~し」とちょっと大きめの声で言っていましたが、

その人も電話が切れたことを認識したみたいで無言になります。


「電話のスイッチ切りましょうか?」と尋ねると、
首を上下に振ります。


「はい」の合図だろうと思い、携帯のOFFのスイッチを押し折りたたんで、
その人の胸元に戻してあげると、


「ど・ど・どうも、忙・し・い・時・に・す・い・ま・せ・ん・で・し・た」
と、またたどたどしい言葉でお礼を言います。


「い~え、どういたしまして」とちょっと笑顔で返事をすると、
その人も笑顔になり、頭を下げます。


私は振り向きもせず、そのままその場を去ったのですが、
あの人の往来が多い場所で、何で私のところに来たのかな?
と思いながら、病院に向かって歩きながら考えたりもしましたが、


「きっと、私が一番人の良さそうな感じに見えたのだろう」と、
自分勝手に思いながらニタニタしながら病院に着いたのです。


ここの眼科は以前もお知らせしましたが、
患者さんがとても多いため、待ち時間がかなりあります。


今回からはボサ~っと待っているのも無駄と思い、
痔の手術で入院をする際に読もうと思っていた
中古本屋で105円で買った単行本を持っていったのです。


ちなみに私の好み本は小説みたいなフィクションはほぼ読まず、
やはり実録もののノンフィクションが好きです。


たとえば、企業を興した人のストーリーとか、立志伝とかで、
どんな考え方で事業を興したり、継続させているのか、失敗談とか、
生に近いことが書いてある本を読みます。(私は失敗ばかりしていますが・・・)


そんな本を面白く読んでいる間にスピーカーで、私の名前が呼ばれます。
白内障の手術日は前回来た時に決定していますが、


今日も目ヤニ検査をしてばい菌があるか、無いかの確認と先生の診察です。
苦手な目ヤニ検査も終わり、(目ヤニを棒のようなもので取る時が苦手なんです)
先生の診察でもばい菌が少なくなって手術は予定通りいいようです。


そして、1階の受付で清算を待っていると(もちろん無料ですが)
先ほど先生の横にいた看護師さんが階段を駆け下りて私の所に来ます。


「midoruさん、すいません呼び止めて、先生がもう一度お話があるそうですから、
もう一回診察室の方によろしいですか?」とちょっとあわてた風に言います。


「いいですよ」と返事はしたものの、
「何だろう」とちょっと疑問に思いながら看護師さんの後ろを付いて行き、


診察室に入り、待っていた先生と対座すると・・・



つづく。




「実録!生活保護受給への道」お勧めまとめページはコチラ!



こちらをカチッとしていただくと幸いです。

     ↓

にほんブログ村 その他生活ブログ 生活保護へ