あなたも、迷いながら努力すれば、後で必ずすべてが生きます。
だから迷い悩むことを恐れないことです。


そのかわり、
目の前の自分が出来ることを「する」ことが大切です。
必ず後で花が咲きます。

たとえ米粒のような小さい花でも、花は美しいですね。




それでは前回の続き、


一通り歯の検査が終ると先生は、
「midoruさん、虫歯はないようですね。綺麗にしてます。」
と先ほどの女性と同じ答え、

「それは良かったです」と他人事みたいに返事しますが、本当は安心したのです。


虫歯がどうして起こるのでしょうね。疑問を先生に聞いてみると、

「それは細菌が糖を利用して「酸」を作り、その酸によって歯が溶かされる病気なんです。
糖は砂糖だけではなく、ご飯やパンなど、非常に多くの食品に含まれています。
医学専門用語では「う蝕」と呼んでいます」


続けて先生は、
「虫歯(むし歯)の原因は歯垢(プラーク)なんですね。
歯垢(プラーク)はただの食べカスではなく、細菌の塊なんですよ。


この細菌が糖を分解して作る「酸」が虫歯の主な原因です。」

「歯垢の中には細菌がウヨウヨいます。


この細菌が虫歯や歯周病の最大の原因となるため、歯磨きをしっかりと行い、
お口の中の歯垢を減らす必要があるんですよ」


「私の場合、寝る前に歯をしっかり磨いていましたけど、これは予防になりますか?」
「細菌を減らすという意味では予防になっていますね。」


先生のガタイに似合わない細い声は続きます。
「ただ、歯磨きは「歯を磨いている」のと「歯が磨けている」のは違います。
大切なのは、歯垢を落とすことなんです。」


「虫歯や歯周病になっても、歯科医院で治療をすれば治る」と多くの人は考えていると思いますが、
虫歯や歯周病は歯科医院で治療をするだけでは完全には治らないんです。

確かに治療を行えば、一時的に状態は改善すると思います。


しかし、
1度でも治療をした歯はどんなに良い治療を受けたとしても
1度も治療を受けていない歯と比べて病気になりやすいのです。


つまり、一番病気になりにくいのは、
「1度も治療をしたことがない歯」です。


この「一番病気になりにくい歯」が虫歯や歯周病などの病気になってしまったわけですから、
本当の原因を解決しない限り、数年後に確実に病気が再発してしまいます。」
(実は、歯科治療で最も多いのは過去の治療の再治療だそうです)


「先生わかりました。本当の原因とは歯垢なんですね」
「はい、おそらくmidoruさんも3~4年歯科に来られていないなら歯垢が溜まっているかもしれません」

「じゃ、今日は歯垢を取ってください」
「わかりました。当院の2階が歯垢とかを取る場所ですから、どうぞ2階に・・・」


先生の説明が終わり、看護師が案内のまま階段から2階に上がると、
やはり個室に区切ってあり、2部屋分あります。


奥の部屋のドアを開けると、
外側はオールガラス張りで下の通りを行き交う人の顔が見えます(喫茶店みたいだったです)
1階の診察椅子よりちょっと豪華な診察椅子がデーンと置いてあり、
今度は違う女性がマスクを口に掛けて待っています。


あいさつもそこそこに座ると、
口を開け、超音波スケーラーという機械で、歯垢や歯石を取っているようです。


ついでにお知らせすると、
「歯石」とは歯垢を口の中にためておくと、唾液中のカルシウムによって硬くなり、
硬くなるとなかなか歯磨きでも取れなくなります。これを歯石というそうです。


歯垢から歯石になる期間は2日間といわれています。
結構短い期間ですよね。


歯石は歯垢の塊ですから、
歯垢が取れていても歯石が残っていたのでは何の意味もないようです。


今日は上の歯だけを取っていただいたので、
後日下の歯の歯垢、歯石取りをするそうで、
「今日はせっかく綺麗に磨いてもらったから夕飯を食べるのがもったいないなぁ~」と思いながら、
次回の予約をして歯医者をあとにしたのです。(もちろん無料でした)


目と歯の病院は行かせていただくことができたから、
今度はやはり以前から行こうと思っていたあの病院に行こうと、
1週間後その病院に行ったのです。


それは・・・



つづく。


「実録!生活保護受給への道」お勧めまとめページはコチラ!





こちらをカチッとしていただくと幸いです。

     ↓

にほんブログ村 その他生活ブログ 生活保護へ