朝一番に来られたのは、ふとん屋さんです。


役所から最初に給付金交付通知書(通称金券)をいただいた時に、
ふとんは支給しますので、と言われて引換券をもらっていたのです。(ふとんも見積書を作っていましたが)


今日はその配達日だったのです。
ドアを開けると50代のおばちゃんが2人共、
ビニール袋に包んだふとんで顔がわからないぐらいに両手で持っています。


「ふとんをお持ちしました」
「わざわざすいません、とにかく中に入れていただいていいでしょうか」
重そうな感じだったので、ついやさしくなります。


「はい、わかりました」と同時に2人とも急ぎ足で部屋の中に入りふとんを置きます。
「え~と、敷きふとん1枚、掛けふとん1枚、毛布が1枚ですね。」
「あの~、ふとんカバーはないのですか?」

「残念ながら、カバーやまくらは自己負担になりますけど、買われますか?」
「いえ、いいですけど・・・」
一応私も聞いてみただけで、そこまではいくら役所でもやらないでしょうね。


私の場合寝床は、床は比較的に固くして、特殊な木まくら (硬枕)を愛用しています。
家を出る時、限られた荷物でしたが木まくらだけは自転車に積んで持ってきましたが、
今は寝床がちょっと柔らかいので起きた時に腰に痛みがきますけど・・・


このふとん店は役所と提携し、引換券を発行したと同時に店側に連絡し、
番号で支給先を分けて相手の時間帯に合わせて配達しているそうです。


「ありがとうございます。おかげで今日から無事に寝れます」
「良かったですね。足りないものがあればいつでも連絡してくださいね。」
と言って引換券の半券に電話番号を書き、また急ぎ足で帰って行きます。


早速、今来たふとんのビニール梱包を解いてひろげると、
これが意外と小さくて、
「お、もしかすると足がふとんから出るんじゃないか」と心配になり、
ベッドの上にひろげて寝てみると、どうにか足は納まるようでしたのでひと安心。


支給品の敷きふとんの上にカバーの代わりに毛布を敷き、
掛けふとんは前の家から持ってきた羽毛ふとんを掛けて、
その上にやはり家から持ってきた毛布を掛けたのです。


普通は毛布が下でふとんが上が多いですよね。
以前は私もそうしていましたが、
ある人から、「毛布が上の方が暖かいですよ」と聞いて実験してみたら、
確かに暖かいんですよ。
それ以来15年以上こんな感じで寝ています。(あなたも試してみるといかがですか?)


ふとんも揃ったし、生活用品もだいたい買って揃えたし、パソコンも使えるし、
まずは順調な新生活のスタートかなと安堵のためいきが出そうになります。


明日は役所に不動産屋さんに支払いした金額の領収書や生活用品を買った領収書を
提出に行かなくてはいけませんので、
再度使った金額をチェックして間違いが無いように準備をし明日に備えます。


次の日の朝、
役所に出向きNさんの机の前に行き、お礼を言って領収書を見せると、
「midoruさん、これではダメですよ・・・」
「え、何故ですか?」


どうしてダメと言われたのでしょうか?



つづく。



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