今後、私を含め、高齢者が増えます。認知症の患者さんも増えます。精神科にかかる患者さんの多くは問題行動の為に来られる方です。不眠、徘徊、幻覚、妄想、暴力、いたずら等々、辺縁症状(BPSDと略します)を訴えて来られます。一般に睡眠薬を出せばよいと考えている人もいるかもしれませんが、かえって、ふらふらしたり、倒れたりすることが多いのです。そういう時は、少量の抗精神病薬や、場合によっては、抗てんかん薬が有効です。てんかんそのものをきたす人もいますので、CT,MRI,脳波をチェックすべきです。アルツハイマー型認知症の治療薬としては、問題行動には、有名なドネペジル(アリセプト)は、かえって興奮を強めたりします。それよりメマンチン(メマリー)やガランタミン(レミニール)のほうがよいと思っています。以上老婆心ながらかきました。