原発の一番大きな問題は、実はこれではないか? | kenzyの楽しい哲学

原発の一番大きな問題は、実はこれではないか?

ざっくり言うと…

●原発は戦争やテロなどの人間からの攻撃に対して、どれ位の確率で安全を保てるのか?百年後も千年後も、本当に一度も攻撃されずに存続出来るのか?

●たった一度の大事故でも、日本に住めなくなる程の巨大なリスクがあるのであれば、今後もその施設が身近にあるというのはおかしいのではないか?

いきなり原発全てを廃炉にするのは現実として難しいと思うので、大事故が起きる前に、なんとかこれ以上増やさず、段々と新しい施設に置き換わる事を願います。

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東日本大震災が千年に一度と言われていて、原発がそれも含めて、予想される最大の地震や津波を想定した設計をしているから安全と言われていますが、ではこれからあと千年の間に、一度も戦争でミサイルの雨が降ってきたり、テロにも遭わないかといったら、きっと千年に一度どころの確率ではないでしょう。

(国際法を守るような、良識のある国であれば、核施設を攻撃する事は普通しないでしょうが、そうではない国もありますし、もし、まともに戦って勝てないと敵が判断した場合、自暴自棄になって攻撃してこないとも言えません。)

例えそれが千年に一度の確率であったとしても、千年に一度であれば、日本に住めなくなっても良いか?と言ったらそうではないはずです。

世界で最初の原子力発電所が出来たのが1954年6月27日で、それからまだ62年も経っていないのに、事実このような事故が起きてしまっているのです。永続的にこの大地での生活を望むとすれば、やはりそんな破滅もたらす施設はあるべきじゃないと僕は思います。

住民の避難の問題や、安全性について問われ、裁判で稼働停止に追い込まれる原発もありますが

原発の本当の意味での問題は、自然災害に対する安全性や、付近の住民が避難できるかどうかのレベルの事故ではなく、この日本に住めなくなる程の破滅をもたらす、人間の攻撃による原発の安全性が確保出来ない事

だと僕は思います。

もしこんな大事故になった時、責任者はまた「想定していなかった」と言うのでしょうか?まぁ、本当に想定していたら、原発の施設なんて作れないでしょうけど。

いえ、責任者が想定していようがいまいが、起きてしまったら責任なんて取れないですし、どんな不運が重なって、例え誰も悪くなかったとしても、起きてしまった事の言い訳にはならないのです!

つまり、どんな事があろうが絶対に起きてはいけないのです。

今すぐに原発をゼロにする事が理想ですが、それは非常に困難なのはわかるので、なんとかそのような事故が起こる前に、これ以上増やさずに、段々と減らして行くべきだと僕は思います。

皆さんはどう思いますか?