今のご時世にぴったりかも知れないですが、バーンスタインの交響曲第2番『不安の時代』を聴きたいと思います。
この交響曲は、大きく分けて2部に分けられて構成されてます。
第1部は第1~3楽章からなり、切れ目無く続けて演奏され、第2部は第4~6楽章であり、同じく切れ目無く続けて演奏されます。
各楽章は、以下のような構成になってます。
第1部
第1楽章「プロローグ」
第2楽章「7つの時代」
第3楽章「7つの段階」
第2部
第4楽章「挽歌」
第5楽章「仮面舞踏会」
第6楽章「エピローグ」
イギリスの詩人W・H・オーデンの「不安の時代」に触発されて作曲されたもので、詩の内容は第2次世界大戦末期のニューヨークで暮らす4人の人間の孤独を描いたそうです。各楽章の標題は詩に従い、音楽の内容も詩を描写するものとなっています。
尚、ピアノの独奏が活躍するのが特徴で、多分にピアノ協奏曲の性格が強い交響曲です。
これはバーンスタイン自身がピアニストでもあったのでそうなったのでしょう。
僕は、彼の作曲した交響曲の中で最も優れた交響曲だと思います。
更に、詳しいことはネットや書籍で確認して下さい。
今回聴いたのは、作曲家自身つまりバーンスタイン指揮する当時の手兵ニューヨーク・フィルが1950年に録音した演奏です。ピアノは、ルーカス・フォスが担当しています。
純然たるクラシックとは言い難い交響曲を、バーンスタインらしく(作曲家自身だから、当然ですね)ダイナミックに躍動し、静かな箇所は静寂感をしっとり浮かび上がらせていて中々の優れた演奏をしてます。マーラーとまでは行きませんが、旋律もリズムもハーモニーもしっかりしてて現代の交響曲において聴く価値のある曲だと思います。
フォスのピアノもタッチは繊細でありながらリズミカルで(特に、ジャズぽい所は見事です)明快でバーンスタインの意図したピアノを演奏していると思います。
また、ニューヨーク・フィルの演奏も音楽監督であり、作曲家のバーンスタインの指揮に完璧に反応し黄金期のニューヨーク・フィルの凄さを思い知らされる素晴らしい演奏をしています。
作曲家としてのバーンスタインを知る上で、聴いて損のない演奏です。
聴くことをお薦めします。
