「手伝いますよ!」
一見優しそうに聞こえるが、
それは私にとって
とても恐ろしい言葉だった。
甘えてお願いしようものなら、
不機嫌な顔になり、
マウントをとってくる。
断わっても、
気に食わないのか、
こそこそ陰口を言われるのだ。
職場の2台の加湿器。
週一回の清掃当番の日。
一人で十分できるのに、
わざわざ3人がかりでする人たち。
「大変だからみんなでやりましょう!」
表向きはそう言うが、
実際は他にやることがないのだ。
その日は、私一人でやった。
すると、いろんな人から
「大変だったでしょ?」
「手伝うのに〜」
「一人で持てました?」
「気づかずごめんなさい」
と恩着せがましい言葉を
次から次に浴びせられ、辟易した。
「仲良し」アピールなのか、
お昼休みは一室占領してご飯を食べる。
会話の内容は、家族の自慢話か、
ずっと前に辞めた人の悪口。
私も人に偉そうに言ってしまったこともあるし、揉めたくなかったので、ずっとニコニコして受け流してきたが、
なんでこんなところにいるんだろう。
と苦しくなった。
そして、
少しずつ距離を置くようにしたら、
思いやりのある楽しい人達と
繋がる様になった。
もっと早く知り合いたかったなぁ。![]()
この春、
そこから卒業しようと思っている。
お世話になった方々のことを
思いながらお手紙を書いていた。
あんなことがあったなぁ。
こんな事で笑ったっけ。
感謝の言葉をたくさんの方に
書いていくうちに、
心が柔らかく温かくなっていく。
渡した時のことを思うと、
なんだか恥ずかしいような
嬉しいような気持ちになった。
嫌な想いをしたからこそ、
楽しい人達と繋がったし、
その優しさに気づくこともできた。
そして、何より、
「自分でよかった」と思えた。
そう言う意味では、
感謝しようと思う。
感謝の力って、
本当にすごいなぁ。![]()