火曜日 23時。
DESIGN TALKS plus(NHK Eテレ)
という番組を見た。
今回のテーマは、
『はかなさ』。
僧侶であり、
庭園デザイナーでもある方の案内で
眺める日本庭園。
それはまさに、
計算された美の世界だった。
また、
朽ちて尚、
命を吹き込まれた木材。
味のある花器に生まれ変わっていた。
古来から移り変わる存在に
美を見出してきた日本。
季節の移り変わりや年月により、
色んな変化を遂げて
美しさが増していくと知り、
とても愛おしく感じた。
日常生活にも当てはまる。
買ったばかりの頃は、
真っ白だった琺瑯の洗い桶。
今ではあちこち剥がれて斑点だらけ。
真っ白な天板が気に入っていた
カウンターテーブルも
傷跡やシミが目立ってきた。
古くなると悲しい気持ちになったが、
これも時の移り変わりにより、
『味』、『デザイン』になったのだ
と思うと、愛おしくなった。
シミやシワが気になりだした
私の顔もまた、
『味』、『デザイン』と思えば、
生きてきた年月や想い出も含め、
愛おしく感じる。
僧侶のお言葉が
とても印象的だった。
変化に逆らおうとするから
悩み、苦しむ。
変化を恐れず受け入れる。
『はかなさ』とは?
という問に対し、
こうお答えになった。
今を生きること。
過ぎた事を後悔し、
先の事を心配していた私。
今を生きていなかったなぁ
とつくづく思った。
はかなさ ゆえ。
永遠ではないからこそ、
命に限りがあるからこそ、
美しいんだなぁ。