ワクワクゲラゲラときどき涙 -152ページ目

ワクワクゲラゲラときどき涙

キラキラワクワクゲラゲラと過ごしたいけど、たまに涙することもある日常。出来事や出逢いを素直に受け止め、心を磨きたいと思っています。

おやつに

焼きたてのパンを頬張りながら

ちょっとニンマリ。ウシシ



ある夜の事を思い出した。




終電に飛び乗ったその日。

電車は混雑していた。




いろんな人がいる中、

あるオジさんに目が止まった。



白髪で歳は60~70ぐらいだろうか。

吊り革を片手で掴み立っていたが、

酔っ払っているのか、

眠っているのか、

体がグラグラ揺れていた。


 

と、その時。



電車がカーブに差し掛かった。

そのはずみでオジさんは

前に座っている人にのめり込む様に

ぶつかった。



オジさんの前に座っていた

美容師風のお洒落な若い男性。



嫌な顔をするのかと思いきや、

パッと席を立ち、

オジさんの身体を支え、

座るように優しく促した。



ろれつが回らない状態で

遠慮していたオジさんに、

着いたら起こしてあげますよ!と

若い男性は言った。



まっすぐ座れない状態で、

時折通路に傾いてくるオジさんを

その若い男性はそっと支えていた。



その後ろの席の女性が

若い男性に声をかけた。



(このオジさんは)

どこで降りるんですか?

私もそこで降りますので、

後は私がみますよ!



このやり取りにオジさんは目を覚まし、

「兄ちゃん有難う!有難う!」

と繰り返した。




ホームに着くと、

その女性に支えられながら、

オジさんは「兄ちゃん有難う!」

と車内の男性に手を振った。




なんて、

ステキな光景だろう。✨




殺伐とした終電の車内が

じんわりあったかい空間になった。




ただただ見ていた私は

なんだか恥ずかしくなり、

軽く会釈をして電車を降りた。




良い光景に遭遇できて

嬉しかったなぁ。




ちょっとした勇気が

人を

空間を

優しくする。




見知らぬ若い男性と

見知らぬ女性に

教わった気がした。