人に甘えるのが下手。
私は人に甘えるのが下手
と言うか、苦手。
何かしてもらうと
その時は嬉しいんだけど、
すぐに
お返ししなくちゃ
恩返ししなくちゃ
と思ってしまう。
恐縮してしまうのだ。
若い頃。
大学生だった男友達が、
食事を奢ってくれると言った。
大学生だった女友達は大喜びしたが、
社会人だった私は自分で払うと言った。
可愛くねぇ〜!と言われ、
ハッとしたのを覚えている。
気を使いすぎじゃない?
甘えていいんじゃない?
もっと自分にしてあげたら?
とよく言われたけど、
ピンと来なかった。
私は人にする方が好きだった。
プレゼントやお手伝い、
喜んでもらえると思ったら、
頑張ってしまう。
頑張りすぎて疲れたり、
懐が寂しくなることがあるが、
それでもそっちの方が
気が楽だった。
喜んでもらえるなら、
私が我慢すればいい。
私が頑張ればいい。
それが私には合ってる。
と思っていた。
疲れたなぁ…
と思ってもLINEが来たら返信し、
あの人にお手紙書かなきゃ!と
思い出してはセッセと書き始める。
朝まで長電話に付き合ったこともある。
自分の時間は無くなり、
ぼーっとしてしまうけど、
まぁ、仕方がない。
そう思っていた。
だから
『自分のことを大切にする』
と言う意味がよく分からなかった。
どう大切にしたらいいのか
自分は何を望んでいるのか
分からなかった。
最近、
人に頼みごとをする事があった。
ものすごくエネルギーを使い、
ぐったりした。
なんでだろうなぁ。
自分を大事に出来ないと、
人からも大事にしてもらえない
と言うけど、なぜ苦手なのか?
自分の価値を低く見てるのか?
それとも育った環境か?
物心ついた時には弟がいた。
一つ年下の弟がいて、
私はお姉ちゃんだった。
父と母は厳しかった。
幼少期は爪を噛むのが癖で、
「寂しいんじゃないの?」と
心配した祖母が母に言っていたらしい。
私の唯一の味方だった祖母。
いつもかばってくれて大好きだった。
そう言う環境だからか、
何となく甘えてはいけない
と思い込んでいたのかもしれない。
だけど、私のそう言う姿勢が
相手を疲れさせてしまう、
余計な気を使かわせてしまう、
お互い疲れ果ててしまう
と気づいた。
少しずつ、少しずつ。
人を頼れる様になれたら。
素直に甘えられるようになれたら。
たくさん有難うと言えたら。
無意識のうちに張り詰めていた精神が
穏やかに軽やかになるだろうか。
なるべく迷惑をかけまい。から、
甘えてたくさん感謝しよう。へ。
歳を重ねるにあたって、
迷惑をかけることも
心配をかけることもあるだろう。
今から心の準備をして
しなやかに生きていけたらいいなぁ。
張り詰めた弦が緩んでも
それなりの味わい深い音色を
奏でていけたらいいなぁ。
