自分が信じてきたこと、
今まで良かれと思ってきたこと
が崩れ落ちた。
私は贈り物をするのが好きだ。
人を喜ばせる事が好きだ。
だから一生懸命になってしまう。
プレゼントは少しくらい高くても
喜んでもらえるなら構わない。
サプライズなら何日も前から案を練り、
材料を揃え、時間をかけて手作りする。
それはいい事だと思っていた。
たとえ、
自分の時間がなかろうとも
家計が厳しくなろうとも、
それはいい事だと思っていた。
ところが、
少し前から様子が変わってきた。
恐縮される様になったのだ。
あれ?なんで?
ちょっと困らせてしまったのかな?
喜んでもらおうと思ったのに、
凄く気の毒がられてしまった。
とてもショックだった。
喜んでもらおうなんて、
私のエゴだったのかもしれない。
そう思うととてつもなく恥ずかしくて、
情けなくなった。
またある日。
父から御礼としてお金をもらった。
厚意に甘え、喜んで頂けば良かったものを
そのお金で洋服をプレゼントして返した。
父は私を喜ばせたかったのに、
私はその気持ちを察する事が出来ず、
さっさと返してしまったのだ。
そして、今日。
しこたまショックな事が起きた。
部下を可愛がって下さる役員の
お誕生日がもうすぐやってくる。
毎年ささやかながら、
皆でクラッカーを鳴らして、
お菓子やプレゼントを渡していた。
去年と一昨年は、
特別な年だったので、
手芸好きの私は仮装グッズを作り、
パーティーの様に盛り上げた。
「年々レベルアップしてきたな!」
そのお言葉を喜びと捉えていたのに、
実はとても恐縮していた事が分かったのだ。
皆にお金と時間を使わせては申し訳ない。
今年の誕生日会は辞退したい。
役員ご本人の口からではなく、
役員から頼まれた部長の口から聞いて、
私はとてつもなくショックを受けた。
就業前の15分程の間、
皆で盛り上がってお祝いして、
楽しい笑顔の集合写真を撮っていたのに。
てっきり喜んで下さってると
ばかり思っていた自分が
死ぬほど恥ずかしかった。
ここ二年くらいやってきた事が
全否定された気分だった。
私が良かれと思ってやってきた事が
間違いだよ!と言われた様な気分だった。
そして何より、
大好きな役員に
気兼ねさせてしまった事。
それが一番ショックだった。
今年は盛大ではなく、
ささやかにと思っていたのだが、
先に言われしまい、
頭の中が真っ白になった。
さて。どうしたものか…。
このショックな状況は何だろう。
退社後、電車の中で考えた。
良かれと思って
人に使ってきた時間やお金。
自分に使いなさいってこと
かもしれない。
せっかく父からもらったお金も
私が喜んで受け取る事が
父の喜びでもあったのだ。
私はお金を受け取る価値があったのだ。
自分を無意識に低く設定し、
自分を大切にしていなかったのかもしれない。
これから夢を叶えていくにあたり、
私は絶対これに気づかなければ
いけなかったんだ。
そう思ったら、
少し心が軽くなった。
まずは自分の為に。
意識したら、
きっと何かが変わるんだろうなぁ。![]()