角田光代さんのエッセイ。


角田光代さんの作品は、直木賞受賞した『対岸の彼女』しか読んだことがなかったけど、今回こちらの本を読んで角田光代さんのことが一気に好きになった。


自分のお金を払ったとき、間違いなくその代物以外の“何か”を手に入れている。

そしてそれが自分自身をつくるのだ。


わたしは貯金も投資も大好きで、なによりお金が大好きなのだけど、そんなわたしは何に一番お金を使いたいのだろうと考えさせられた。

たとえば旅行。たとえば自分へのご褒美。

それらは大切なわたし自身の一部となり、今後10年後20年後のわたしをつくっていく。


母親との旅行の思い出を語った賞には泣きそうになった。

なんか、すんっごくいい話で、ためになる、はっとさせられるいい言葉がたくさん書いてあります。


数年置きに、定期的に読みたい。

作家のエッセイってやっぱり良いなと思った。