ミステリー要素は少なめだけど、これはこれでなかなか胸にくる小説だった。

テーマは「夢」。

夢を追うために何かを諦める人、夢のために何かを諦める人、大事な人の夢を応援できない人、そんな人たちにめちゃくちゃおすすめ。


どの語り手にも共感できるところがあったりして、それぞれが自分なりの「答え」を出せたときは、思わず泣きそうになる。


北海道に行きたくなる小説。

北海道に思い入れがある人にもかなりおすすめ。

行ったことがない人にも。


色々とはっとさせられた。

夢ってどれだけその人にとって大切なのかがとても刺さったし、夢を持たない人の生き方にも刺さった。


東野圭吾の「ナミヤ書店の奇跡」をなんとなく思い出した。